黒い星型が印象的。
「これは、いったい何だ!」とまず思いました。
クリスマスの絵では、ありません。
我家には、クリスマス気分というのは全くありません。
ヒロクニさんは、イエス・キリストの名前は知っているが、マリア様の存在すら知らない人です。
いつも、クリスマスに向けての企画が入ると、
ムードぶっ壊しの作品を仕上げるので、クリスマスの企画はおことわりしている状態。
「いったい何なのだ?」と思うが、なんだか憎めない絵であります。
世界では、エルサレムの承認を巡って、争いが起こりそうな気配もありますが、
日本人の私としては、宗教が争うこと事態が不思議でなりません。
ユダヤ教が一番最所にあり、次にキリスト教。その後にイスラム教が出来たことを考えると、
教義でいえば、ユダヤ教が元祖であるのだから、エルサレムはイスラエルが主張してもおかしくないと
考えるが、宗教対立が起こる可能性があるのが、怖い。
キリスト教はユダヤ教から派生した宗教だ。
また、アブラハムは最後の預言者として旧約聖書に登場し、そこから出てきた宗教である。
ローマ時代に遡ると、ローマは最所は、多神教であったので、ユダヤ教も黙認していたわけです。
それに、他人に強要しないで信じる物達だけの集まりがユダヤ教徒であったわけです。
多神教のローマで、キリスト教の布教は、かなり熱心で信者を拡大していくことに、
脅威を感じたローマは、キリスト教を弾圧していく。
コロッセウムで、キリスト教の人が猛獣に食べられる様子をローマっ子は楽しんだというのも空恐ろしい。
しかし、弾圧されればされる程、キリスト教信者は強い意志でもって、信者を増やしていく。
ローマは、政治的にキリスト教を受け入れる方が、国を治めやすくなると、見込んだ時に、
国教としてキリスト教を迎え入れるのです。
その後、ユダヤ教徒達は、キリスト教国家となったローマに、エルサレムの土地を奪われ、
キリスト教に改宗したローマ帝国によって土地を追われることになるのです。
キリスト教は、ユダヤ教の中のキリスト教なのですが、ユダヤ教より優位性を知らしめるためにユダヤ教を
はずかしめる。また、あとから出来たイスラム教も優位性をしめすため、キリスト教、ユダヤ教を認めない。
こういう一神教の怖さを感じるのは、日本人だからたろうか?
ローマ時代の絵画を見ると、イエス・キリストは、アラブ人で肌は黒褐色なはずなのだけれど、何故か
白人に画かれている。キリストの肖像は、黒褐色の本来の肖像にすることで、本質をとりもどしたらいいのでは?
と、思います。
まあ、外交的にはまず、第一次戦争で、イギリスはアラブ人に対して
「イギリス軍に協力するなら君たちの国家をつくるのに強力するよ」と持ちかける。(フセイン・マクマホン協定、1915年)。
一方ではユダヤ人の金融資本家から資金提供を受けるために「お金だしてくれるならユダヤ人の国家を作るのに協力しますよ」と明らかに矛盾した約束をしてしまうんです(バルフォア宣言、1917年)。
イギリスは、ユダヤ人、アラブ人両方に独立国家をつくるという約束をしたため、争いが続いている。
イギリスは、二枚舌外交をして、両者を納得させるような対策をまったくせず、アメリカに解決させようとした
結果が争いを長引かせているのです。
イギリスが争いの種を撒いたと私は思うので、本来イギリスが責任を持つべきだと思っています。
まあ、いい流れになって、争いが起こらないと良いなぁ~と思います。
しかし、一神教は、ゆずらないという欠陥があるからなぁ~と、心配します。
絵画のことより、最近は、歴史が面白いの。
それで、ついこんな事を書いてしまいました。
寒さに強いプリムラを植えています。
ヒロクニさんは、外に出ようとせず冬眠中です。
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