ヒロクニさんは、最近メモというか、素描というか、デッサンのようなものばかり描いていて、
アトリエの中は、それが無造作に積み上げられている。
あちこちに散らばっていて、それが層をなしている。
どの紙もしんなりとしていている。それは紙をなめしているからなのだ。
ここは、北側の机の上で、絵具置き場になっている所だが、紙がここにも置かれている。
紙には、裏側からも描いて押す。横線が引かれているのは、絵の裏側。
冬に入ってからは、これを続けていて、作品が出来上がるということがない。
ヒロクニさんは、最近こんなことを言う。
「俺はスランプなんだよ」。
「1年前から気が付いていたけど、東京の個展までは勢いで押し切ったからね」。
「でも、描くのは毎日出来るよ」。
と言うのです。
私は、「フーン、スランプなんだ」。と素直に受け止め、
「そういう時期ってあるよね~」と、お気楽です。
私は、他人事のように聞いています。
ヒロクニさんは、落ち着いているし、状況をよく判断しているようなので、
好きなようにどうぞ!なのだ。
スランプとやらが、終わって、素晴らしい境地の絵が出来上がるのかしら?と楽しみ。
それより、私もブログを長く更新していなかったが、
文章を書いていて、途中で「それがどうした?」という声というか、思いが浮かび、
書こうとするが、何度も「それがどうした?」と思ってしまって、なんか書きそびれていた。
文章の始まりの感じと、終わりの感じも「ワンパターン」だなぁ~とかも、思い
ちょっと自分自身がしらけたり・・・・・。
私の方が、スランプのような。
ヒロクニさんと同じく、スランプだけど、淡々とブログを更新していこうと思います。
私達の生活って、けっこう単調な日々なんです。
単調な生活の中で、時々2人で盛り上がるという感じです。
今は、菊の花をコップに入れて飾っています。
正直、菊の花の美しさに気づいたのも、ここ数年。
ヒロクニさんも菊を見て、「綺麗なもんなんだねぇ~」。と言い、
それを聞くと、私も嬉しくなる。
そんな日常の我家です。
こちらがその菊。
黄色い実は、きんかん。
きんかんは、甘露煮にしました。
2人とも、きんかんの甘露煮を食べたのは、初めてで「う~ん、美味しい~」。と2人で言い、
「一日、1個づつ食べること。2つはダメ」と誓い、早食いしないようにしています。
送って下さった「ともりん」ありがとう!
きんかん、甘露煮にしてくださり&鑑賞してくださり嬉しいです。
関西では甘露煮はあまり召し上がらないのでしょうか。
文化の違いが新鮮です。
菊はひまわりのようですね。
冬に黄色は映えるように感じます。
おふたりのスランプ、春か朝がきっとやってくると想っています。
本来のヒロクニさんの魅力はそのエスキースにあるとおもっています
もしかしたら、関西では、作る人少ないのかもしれません・・・。
頂いたきんかんは、スーパーで見かける大きさでもなく、色もレモンのような感じで、生で食べると今まで食べたことのない味で、爽やかさを感じました。
本当に、ありがとう!
実は、1個づつ食べようと言い出したのは、ヒロクニさんなんです。キタハマの話を聞いてくれた人から?とも言っていて、ともりんとキタハマの話が、頭の中で合体しているようです。
「本来の魅力」がエスキースにあるとは、私は全く気がつきませんでした。改めて、エスキースを見てみようと重います。いいコメントありがとうございます。