武内 ヒロク二

このブログは、武内ヒロクニの絵の紹介や、家での出来事を妻が語ります。
日々、徒然。

静かな夜(作品紹介639)と ケチャップとサンドウィッチ

2021-10-14 20:17:18 | Weblog

鉛筆と色鉛筆がミックスされて描いています。

鉛筆の部分は、黒の色鉛筆で描いたのか?と思ったほど、塗り込められています。

鉛筆でもこんなに黒く、表現出来ることに驚き。

もう、海苔のようでもあります。

この絵は、「地下鉄シリーズ」。

それも、夜の地下鉄。

女性らしき人は、小さなパンツをはいています。

パンツを描きこんでいた作品も以前あり、それが旗のようでした。

今回の絵は、履いているけれど、小さくて可愛くビキニのよう。

黒の空間が静けさを感じさせますが、

ハチャメチャな人達は、いたずら好きな感じがする。

コミックな感じもあって、武内らしい作品です。

 

秋になると、サンドウィッチが食べたくなる。

コロナのため今は電車に乗って、街の散歩はひかえていますが、

普段は、季節のいい秋にヒロクニさんと散歩にいく。

そんな時によく食べるのがサンドウィッチ。

街のパン屋さんには、いろんなサンドウィッチがあるので、

それを食べるのを楽しみにしている。

ヒロクニさんと一緒に歩くうちに、私も急に気分を害するときがあり、

(ヒロクニさんは、余計なことを言い、且つ人の神経を逆なでするのがうまい)

私の返事も「それがどうした?」という冷たい態度になると、

「さほり、サンドウィッチを食べなくていいのか?」と言い出す。

サンドウィッチ好きな私は、「食べたい。」と言い、そこで気分を回転させる。

ちょっと、やけ食い。

でも、気分は直る。

何かあったら、「サンドウィッチ食べなくていいの?」と言われます。

犬みたいに扱われているようで、時々ムッとくるのだけど。

犬のしつけみたいでさ・・・。

 

とにかく、好物です。

急に、焼いた卵にケチャップをつけ、野菜をはさんだサンドウィッチを作りました。

↑もう、自分の為に。

気をてらう必要もないので、簡単に。

今、たまたま買ったケチャップがとても美味しい。

オムレツを作ったときに発見。

その時は、スパニッシュオムレツに使ったかと。

あまり甘くなく、味が濃い。

それがフレッシュで、卵に合う。

(興味のある方は、こちら→ケンショー食品株式会社、高知県一宮東町1-30-5)

卵と相性がいいようなので、どうしても作って食べたくなった。

バターをパンに塗れるよう常温に出しておいて、パンにはバターとからし。

卵は牛乳と塩で溶き、卵焼き器で厚焼きに。

後は、パンに卵焼をのせ、ケチャップを塗りる。

さらに、レタスやきゅうりの薄切りを挟み、

マヨネーズ少量と塩を軽くして、パンと具をしばらくなじませておきます。

パンがあまったので、きゅうりとレタス、ハム、チーズのサンドウィッチも作りました。

ちょうど、3時ごろだったので、アフタヌーンティのようでした。

アトリエにいるヒロクニさんは、呼んだらすぐ来て、

「これ、食べていいの?」と、もう手に持っている。

「ダメ。」っていったら、どんな顔するのか?

知っています。

すごく不意打ちを食らったように驚く。

ものすごいショックな顔します。

そんなことは言わないで、

「卵焼きのサンドウィッチが食べたくて、作ってみたから。」

「ケチャップの為に、作ったのだけど。」

「料理って、何を作ろうじゃなくて、

これがあるからこの料理を作ろうって、反対から作るよね。」

と、言ったのでした。

その話は、ヒロクニさんは興味がなかったようで、

「サンドウィッチが家で食べれるなんて、いいねぇ~。」ばかり。

その後で、

「俺、りんごを磨いておいたから光ってるでしょ。」と得意そうに言う。

「それがどうした?」と、言いかかったのを飲み込む私です。

 

庭は、周明菊が花盛り。

↑一気に咲いてきました。

 

↑こんな風に咲くのは初めて。

水をたっぷりあげたのが良かったようです。

里芋の近くにあるのですが、里芋と周明菊の間には、

根が交わらないように厚手のビニールで敷居がしてあります。

里芋の土は、別物にしています。

 

↑里芋の葉を後ろに。

たぶん今日が一番きれいなのかもしれない。

 

ここの所、ぴーちゃんが登場しませんが、

2人が台所で何か食べていると、やってきます。

この時もやってきて、おねだり。

おじゃこを少しあげると、すごく納得するのです。

食べたらサッと台所を去り、部屋で寝ています。

「意外とおりこうだよね。」と言うのが、私達夫婦からの定評なピピなんです。

 

 

 


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2 コメント

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Unknown (ともりん)
2021-10-18 23:04:12
深い暗さです。漆黒というには光が微妙にあるので、すごく深い暗さと感じました。混ざった微妙な明るい感じの光が、さらに暗さを感じさせます。
色味だけではなく、線のタッチの方向とか勢いとかが、さらに暗さを感じさせます。このタッチとそれに伴う濃淡がとてもきれいです。幻想的だけど動きがあって、とてもすてきな作品です。
私はヒロクニ先生の電車シリーズが好きな傾向があると思えるのですが、この作品も好きです。静寂な地下を走る電車。でも、電車は色っぽいのですよね。
ヒロクニ先生の電車はいつも色っぽいです。色っぽく走り抜けています。そしてウィットでキュート。とても好きです。
さほりんはサンドウィッチがとてもお好きなのですね。サンドウィッチは外で食べると結構なお値段がするので躊躇してしまうのですが、家で作ると美味しいのにお得な感じがして嬉しくなります。
とはいえ、サンドウィッチは作るのに結構手間がかかるので、悩ましいです。
ケンシヨー食品のトマトケチャップ、興味津々で検索しました。トマトにこだわっていそうなかんじがします。東京ではあまり見かけない商品かもしれません。興味津々なので、近所のスーパーで探してみます。
生の味を楽しむケチャップとして、ちょっと雑に調味料に使ってしまうケチャップとは別物として常備すると食生活が豊かになりそう、と思いました。
日常の料理は、さほりんのおっしゃる通り、「これがあるからこの料理を……」が多いと思います。「何を作ろう」が強くても、今ある材料でどうにかして作りたい!が強いです。
どうしても無理な場合は、なんとなく敗北したような気分になりつつ、どうしても足りない(代替えできない)材料を買ってきたりしますが、家の料理は材料ありきだと思います。
りんご、磨くと光りますよね。不思議なほど光ります。光ったから味が変わるわけでも保存期間が長くなるわけでもないのですが、光ったりんごは作り物のようにきれいです。
日常的に「りんごを磨く」という感覚を忘れていたので、新鮮でちょっと「はっ!」とする感じでした。でも、確かに「それがどうした?」も同意です。
周明菊の花びらが真っ白で美しいです。里芋と周明菊の間にビニールでしきりをするのですね。すごく手間がかかっていて驚きました。
さほりんがきちんとそのようなことをしているから、周明菊のこの美しさがあるのだなと感じ入りました。
ピピちゃんが相変わらず元気でキュートで、嬉しくなりました。猫さんは、人間が思っているよりも、いろんなことを思考し、そして思考力があると思います。

前回の『白鯨』のこと、「読み終わってからお返事を……」とのこと、とても嬉しかったです。ありがとうございます。
エイハブ船長は、おっしゃるとおり、神に背く存在の象徴として描かれたのかもしれません。でも、それは神に背いているのか、神が歩んだいばらの道をなぞっているのか、とも思いました。
現代文学では、メルヴィルのような文体で著す作家はいないと思います。読みづらいので、売れなさそうですから(笑)。でも、あの文体だから鯨漁の迫力とエイハブ船長の執念とそのすさまじさが表現できるたではと思います。
今でも大好きな書籍です。時折手に取り、ぱらぱらとめくってその文章を断片的に楽しんでいます。
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キュートというのは、ヒロクニさんの絵のポイントかも。 (さほりん)
2021-10-19 18:04:58
コメントありがとうございます。
ヒロクニさんの絵は、ウイットでキュートと評して下さり、わたしもその通りだと。特に、キュートという言葉は、武内自身も自分の絵のことを評するときに使います。よく絵を観て頂いているなぁ~と頭が下がります。
サンドウィッチは、好きなのですよ。パン屋とカフェが一緒になっている店でよく食べます。その横でヒロクニさんは、甘いお菓子のようなパンを食べます。私が“機嫌が悪くなった”と感じたら、サンドウィッチを食べさそうとするヒロクニさんなのですが、普段複雑な思念を持っている人物が、単純な行動に出るのが、おかしくてその策略にしたがいます。そうするからか?サンドウィッチを食べさせたらいい!と思っているようなのです。確かに、自分では作ろうと思えない美味しいものがあります。挿むのが難しそうなものは無理ですね。材料をそろえておくのがたいへんじゃないでしょうか?
そのケチャップは、自然食品がおいてあるような店で見つかると思います。わたしは、そういう店で買いました。オムレツ三昧になりそうな予感。
りんごは、今でも光っています。今でも、ヒロクニさんは見ている。見るために磨いたのかな?
周明菊は宿根草で増えるので、根がまわってくるので、一応止めてあるのです。ほっておいたら、日当たりのいい方へ根がきてしまうので、苦肉の策。食物の方を優先しています。

「白鯨」は、久しぶりに読みごたえのあるいい読書だったと。あの文体も読みにくいけれど、独特な印象と神々しさがあり、素晴らしいと思いました。当時、「白鯨」はあまり売れなかったらしい。メルヴィル自身も、船員として捕鯨船に何度か乗っているらしく、リアル感があるのもなるほどと思いました。読み終わってから、ちょっと調べてみました。
「白鯨」は、やっぱり熱くなりますね。

いつもコメントありがとうね。
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