高松に着いたナカタさんとホシノ君は「入口の石」を探し始めます。
どこにあるかはわからないけれど、ナカタさんが見ればすぐに「これだ!」とわかるという、「入口の石」、どうやって探すのでしょうね?
今日はちょっと長い文から切り取ってみたいと思います。
「まただしぬけにひどい目にあわされるのではないかと覚えていたのだ。」
다시 느닷없이 혼쭐이 나는 것이 아닐까 겁을 집어먹고 있는 것이다.
느닷없이 ;いきなり、突然、不意に
発音は [느다덥시;ヌダドープシ] で、パッチムのㅅが、ㄷになって、濁って~というルールは
맛없다 [마덥다;マドープタ]と同じですね。
ちなみに 낯익은 は、[난니근;ナンニグン]と言う人と[나치근;ナチグン]と言う人がいますが、後者は낯이 익은 で、助詞が入った形だろうという話です。
맛있는 が[마시인는;マシインヌン]になるのも맛이 있는 の形があって発音されているみたいです。
혼쭐이 나다;こっぴどい目にあうは、「東亜国語辞典」によると、
①몹시 혼나다
②황홀하여 정신이 흐린 지경이 된다 (うっとりとして気が遠くなりそうなほどだ)
の二つがありました。ここでは①ですね。私のポケットプログレッシブには②しか載ってませんでした。
혼나다 ;は文字通り読めば「魂が抜け出す」で、「ひどい目にあう、お目玉を食らう、びっくりする」です。日本語の「たまげた」に似てるかな?
겁을 내다,겁을 먹다 はどちらも「怖がる」ですが、겁을 집어먹다だともう少し強調されるみたいです。
ところで、日本語の「ひどい目にあわされる」の被害の受身の感じは韓国語にはないので、どうにも訳せませんね。こうやってあっさり行くしかないのでしょうね。
もうひとつ。
「根っから正直な人なんだよ」
바탕이 정직한 사람이라서..
바탕は、①(生まれつきの)たち、素質
②絵を描くときの生地
③大切な部分
④根本、基礎 となっています。
たとえば、
스윗소로우는 국내에서 보기 드물게 화성을 바탕으로 노래하는 보컬그룹이다.
スイートソロウは国内でも珍しくハーモニーを持ち味に歌うボーカルグループだ。
のように使います。(すいません~、私だけ実感^^;)
基本、と言う意味があるのでHPやブログのスキンを바탕화면と読んだりしますね。
最後に出てくるカーネルサンダース大佐の言葉遣いが私の大好きな(←オタクですから)하게体なのですが、ちょっとまとめてみます。ネコさんたちも하게体でしたね。
「韓国語文法辞典」によると、
해体よりは格式を守る言葉である。
教授が学生に、妻の父母が娘婿に、兄が年取った弟に、年の多い友達同士で使うことができる。
2人称の代名詞、’자네’に見合った言葉である。
少し古い言葉なので時代劇を見るとたくさん出てくるかもしれません。
少し前までは同僚間で使う言葉だったけど、現代ではあまり使われていないそうです。
私の師匠が留学していたころは(80年代)たま~にこういう言葉遣いをする教授もいたよ、という話です。
私は大学に入って「XX君(苗字+君)」と、教授に呼ばれて、女なのに「君」ってさすが教授だわ!と感動した覚えがあります。今の教授ってどうなんでしょうね??
今使うとしたら、ちょっとキャラクターをつけるときに使う言葉、と言いましょうか?
たとえば、
教授の言葉とか。リス教授@「陶磁器」
日本語でうまくぴったり訳せないのですが、「わしゃ~うなぎが大好きじゃ。うなぎはうまいのぉ~。」って、おじいちゃん風に言うとか。実際そんな話し方をする人を見たことないんだけど、そういう「らしさ」が出ます。
「海辺のカフカ」って読み返してみると、いろんな伏線がちりばめられていて、しかももれなく回収されていてすばらしいです。(時々、伏線か?と身構えているとそれっきりなドラマとかあるではないですか~)
この26章だと、「ナカタさんが図書館というものに感動する」「ホシノ青年の腰を直しておく」などが、今後の話につながってきます。
後半にはいってだんだん先が気になりますね。
次は27章、honeybeeさん、お願いしますね。
どこにあるかはわからないけれど、ナカタさんが見ればすぐに「これだ!」とわかるという、「入口の石」、どうやって探すのでしょうね?
今日はちょっと長い文から切り取ってみたいと思います。
「まただしぬけにひどい目にあわされるのではないかと覚えていたのだ。」
다시 느닷없이 혼쭐이 나는 것이 아닐까 겁을 집어먹고 있는 것이다.
느닷없이 ;いきなり、突然、不意に
発音は [느다덥시;ヌダドープシ] で、パッチムのㅅが、ㄷになって、濁って~というルールは
맛없다 [마덥다;マドープタ]と同じですね。
ちなみに 낯익은 は、[난니근;ナンニグン]と言う人と[나치근;ナチグン]と言う人がいますが、後者は낯이 익은 で、助詞が入った形だろうという話です。
맛있는 が[마시인는;マシインヌン]になるのも맛이 있는 の形があって発音されているみたいです。
혼쭐이 나다;こっぴどい目にあうは、「東亜国語辞典」によると、
①몹시 혼나다
②황홀하여 정신이 흐린 지경이 된다 (うっとりとして気が遠くなりそうなほどだ)
の二つがありました。ここでは①ですね。私のポケットプログレッシブには②しか載ってませんでした。
혼나다 ;は文字通り読めば「魂が抜け出す」で、「ひどい目にあう、お目玉を食らう、びっくりする」です。日本語の「たまげた」に似てるかな?
겁을 내다,겁을 먹다 はどちらも「怖がる」ですが、겁을 집어먹다だともう少し強調されるみたいです。
ところで、日本語の「ひどい目にあわされる」の被害の受身の感じは韓国語にはないので、どうにも訳せませんね。こうやってあっさり行くしかないのでしょうね。
もうひとつ。
「根っから正直な人なんだよ」
바탕이 정직한 사람이라서..
바탕は、①(生まれつきの)たち、素質
②絵を描くときの生地
③大切な部分
④根本、基礎 となっています。
たとえば、
스윗소로우는 국내에서 보기 드물게 화성을 바탕으로 노래하는 보컬그룹이다.
スイートソロウは国内でも珍しくハーモニーを持ち味に歌うボーカルグループだ。
のように使います。(すいません~、私だけ実感^^;)
基本、と言う意味があるのでHPやブログのスキンを바탕화면と読んだりしますね。
最後に出てくるカーネルサンダース大佐の言葉遣いが私の大好きな(←オタクですから)하게体なのですが、ちょっとまとめてみます。ネコさんたちも하게体でしたね。
「韓国語文法辞典」によると、
해体よりは格式を守る言葉である。
教授が学生に、妻の父母が娘婿に、兄が年取った弟に、年の多い友達同士で使うことができる。
2人称の代名詞、’자네’に見合った言葉である。
少し古い言葉なので時代劇を見るとたくさん出てくるかもしれません。
少し前までは同僚間で使う言葉だったけど、現代ではあまり使われていないそうです。
私の師匠が留学していたころは(80年代)たま~にこういう言葉遣いをする教授もいたよ、という話です。
私は大学に入って「XX君(苗字+君)」と、教授に呼ばれて、女なのに「君」ってさすが教授だわ!と感動した覚えがあります。今の教授ってどうなんでしょうね??
今使うとしたら、ちょっとキャラクターをつけるときに使う言葉、と言いましょうか?
たとえば、
教授の言葉とか。リス教授@「陶磁器」
日本語でうまくぴったり訳せないのですが、「わしゃ~うなぎが大好きじゃ。うなぎはうまいのぉ~。」って、おじいちゃん風に言うとか。実際そんな話し方をする人を見たことないんだけど、そういう「らしさ」が出ます。
「海辺のカフカ」って読み返してみると、いろんな伏線がちりばめられていて、しかももれなく回収されていてすばらしいです。(時々、伏線か?と身構えているとそれっきりなドラマとかあるではないですか~)
この26章だと、「ナカタさんが図書館というものに感動する」「ホシノ青年の腰を直しておく」などが、今後の話につながってきます。
後半にはいってだんだん先が気になりますね。
次は27章、honeybeeさん、お願いしますね。
53ページ下の方の「뜬금없이」がPocket Progressiveには出ていません。naverで調べたら「ふと」になっていました。
時代劇を見ていると、よく宮中で下の者に言っていますね。優雅な感じで。
柔らかい命令だから「…したまえ」という感じですね。
そういえば最近、日本でも「…したまえ」という言葉聞きませんよね。
うちの夫は頭が薄いので、韓国ドラマから時々聞こえる「ハゲ」というところに敏感に反応しています^^
뜬금없이は뜬금없다で、갑작스럽고도 엉뚱하다と載っていました。
깨끗이も、ケックシという人とケックチという人がいますね。oftenをオーフンというかオフトゥンというかの違いみたいなものかな。。。
뜬금없이の部分は原作の日本語は特に載っていませんね
全体的な流れで翻訳の時に加えたんでしょうね
入れるとより自然な感じになるとかで
뜬금だけだと
「相場の変動に従って決められる価格」
らしいのでそこから発展させると없이がついて
「何の基準もなく、突拍子もなく突然に」
みたいな意味になるのかなと思いました
たまさんとnikkaさん~とか皆さん~
最近コメ拒否していてすみません
管理に手間がかかって正直ちょっと面倒で^^;
カフカの時は解除しますので
次の27章はいつも通りの順番で私にまわしてください
ご迷惑おかけしてすみません
わたしもこんなに韓国語にはまると思わなくて・・正直ポケット辞典では物足りなくなってきました。
しばらく図書館でいろんな辞書を使って、気が合うヤツを探してみます。
>テラさん
うちの夫もその言葉には敏感です。ふふふ。
>honeybeeさん
わ、順番間違えてすみません。
歴史のお話したいので、メールいただいていいですか?
ハゲ体、たしかに「~たまえ」でもいいかもしれませんね。春日が言いそうです。
「~たまえ」は神様にお祈りするときのきまった言い方もあって、そのときには하소서(Ⅱ소서)..と言います。
「고해;告解」という有名な歌があって、いろんな人が歌っているので、探してみてくださいね。
(ちなみにこの歌、恋人ができたら男子がカラオケで歌いたがる歌№1、女子が聞きたくない歌№1だそうです・・笑)
私もハゲ体勉強になりました。セントスのニュアンスが私の印象とだいぶ変わりました(苦笑)
>「ナカタさんが図書館というものに感動する」「ホシノ青年の腰を直しておく」
本当にいっぱい伏線がありますね。
ホシノ青年がドラゴンズの帽子をかぶってるのも伏線だと読み返して気づきました。
この章でセントス大佐が「ドラゴンズといえば、星野だろう」って星野さんに声をかけるシーンを読んで、やっぱすごい!!って改めて思いました。
それともカーネルサンダースのイメージが韓国ではハゲ体なんでしょうか??
スイマセンわたし、教えていただくまで「セントス」だと勘違いしていたもので・・・
カミングアウトするつもりなかったんですが。。。お恥ずかしい。
私はしばらくの間、「바탕」を英語の「パターン」だと思ってました。「型」とか「類型」という意味だと...それで何とかつじつまが合ってたんですけど、ある時、辞書を引いて納得しました。でも、いまだに小説等で出てくると、つい「パターン」と読んでしまってます。
「느닷없이」「낯익은」の発音、ありがとうございました。目でばかり読んでいると、聞き取りができません。
あと、ドラマで立場が上の男性が下の男性に「자네」で呼びかけるセリフは、「君」と訳すか「お前」と訳すか迷うのですが、語尾は「~したまえ」とするとぴったり来るような気がしてます。
この章は、私がだんだん韓ドラマジックにはまって、ホシノ青年が気になりだしたところです。俳優は誰にしようか、キャスティングに本気になってました。
今回も勉強になりました。ありがとうございました。
わざと韓国語っぽく書いているのかと思いました^^;
>na-minさん
初めまして、オソソセヨ。
바탕;「根が正直だ」の根、とか、もと、とか基礎とか・・一言にできないんですよね。韓国語で、こうだ、ってのはわかってるんですけど。
私のキャスティングではホシノ青年は田中圭になってます。
また参加してくださいね~。
サンダースおじさんに何かあるのかな。
하게体ですが、日本語でも会社社長が社員に向かって「~したまえ」って言うのをドラマなどでも見かけますね。
女性は使うことがない言葉ですが、男性は年齢を経てお偉い方になると、こういう言葉遣いをするようになるのかな~?
「~したまえ」というのは「~しろ」より柔らかい語感があって、使われる状況を考えると、「~したまえ」以外にぴったりくる表現がないような気がします。