昨日の夜は、テニスの忘年会。
近くの中華料理屋さんに15人くらいが集まった。三時間くらいで終了。
狭いアスファルトの鋪道。右に車道、左は黒い噂の国有地、その金網の柵がある。
夜は、ところどころにある街灯が、歩道を照らしているがそれほど明るくはない。頼りは横を通り過ぎる車のライト。
終わってから、その道を歩いて帰った。意外と歩道の道幅は狭い。
うしろから何か近づいてくる。
振り返ると、自転車にまたがったおばさんが僕のうしろをついてきていた。いかにも、通して、という表情をしている。どうぞ、と、手で合図すると、‘すいません’と、頭を下げていく。
また歩いていると後方から、チリンという恐縮そうな音が聞こえた。振り向くと、フランケンシュタインのような顔が間近にあって、息を呑んだ。
ニッカポッカを穿いたオヤジが、ニコっと笑った。歯がほとんど抜け落ちていた。
もうすぐだ、マンションが見えてきた。また自転車の気配を背中に感じた。一応、構えて歩いていると、ジリジリジリリーン、ジリジリーーンと鳴らして、けたたましい音が近づいてきた。‘邪魔だ、邪魔だどけー’と言わんばかりだった。横に避けた。若い女の子が無言で通り過ぎていった。
いったい全体、、、、、、なんやねん。嘘みたいな昨日の夜。