昨年に引き続き、ちいさなひとのえいががっこう主催の「ちいがくベストテン」に投票。
このベストテンは、前年に劇場公開された映画の中から、「親子で観てほしい!」「子どもたちと一緒にぜひ観たい!」映画を5本選ぶもので、今年は3月31日に結果が発表されるとのこと。
「ちいさなひとのえいががっこう」のホームページは↓
https://blog.goo.ne.jp/eigagakkou/c/6ae7fafac4b3ac5d8bef797e60a762de
昨年に引き続き、ちいさなひとのえいががっこう主催の「ちいがくベストテン」に投票。
このベストテンは、前年に劇場公開された映画の中から、「親子で観てほしい!」「子どもたちと一緒にぜひ観たい!」映画を5本選ぶもので、今年は3月31日に結果が発表されるとのこと。
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日本の近代史を記録したドキュメンタリー
この映画は、終戦後の昭和23年に行われた極東国際軍事裁判(通称、東京裁判)の模様を、アメリカの国防総省が撮影した多量のフィルムを編集したものです。この映画は、そこに裁判の内容に沿った事件や出来事を記録した映像も挿入し、明治以降、軍事国家となっていった日本の近代史を総括していきます。そして、戦争責任や、戦争と国家、あるいは個人との関係を問い掛けながら、戦勝国が敗戦国を裁く矛盾も鋭く突きます。
上映時間は4時間30分余に及びますが、退屈するどころか、緊張感あふれる画面から目が離せなくなります。改めて映像が持つ力の強さを思い知らされます。監督は『人間の条件』(59)などで知られる小林正樹、音楽は武満徹、大ベテランの編集者・南とめが膨大な量のネガ編集を担当しました。個性派俳優として知られた佐藤慶の感情を抑制したナレーションも絶品です。
ところで、2012年に公開された『終戦のエンペラー』は、この裁判の最大の論点だった昭和天皇の戦争責任と連合国軍最高司令官ダグラス・マッカーサーの関わりについて描いています。『東京裁判』を見た後でこの映画を見ると感慨深いものがあります。