田中雄二の「映画の王様」

映画のことなら何でも書く

【インタビュー】『オーシャンズ8』サンドラ・ブロック

2018-08-10 15:54:30 | 仕事いろいろ


映画の役柄にちなんで、チームワークやリーダーについて語ったもの。↓
https://tvfan.kyodo.co.jp/feature-interview/interview/1159687
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『男の叫び』『紅の翼』ブルーレイ発売

2018-08-10 09:16:18 | 復刻シネマライブラリー
「復刻シネマライブラリー」 リーフレットの解説を執筆したジョン・ウェイン主演の航空映画2作品が8月27日から発売に。

未踏の雪原に不時着した輸送機乗組員のサバイバルと、仲間の必死の捜索の様子を、モノクロで重厚に描いた『男の叫び』
https://www.amazon.co.jp/dp/B07G86L91R




パニック映画の原点とも言える飛行機内の群像劇。ティオムキン作曲の主題歌も美しい『紅の翼』
https://www.amazon.co.jp/dp/B07G8D6CZL



ジョン・ウェイン製作・主演の航空映画『男の叫び』と『紅の翼』
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/c6bd9d4f5773d6c269f723260e7517ab
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『プーと大人になった僕』

2018-08-10 08:46:32 | 新作映画を見てみた
リターン・トゥ・プー・コーナー



 イギリスを舞台にした童話を実写映画化した『パディントン』『ピーターラビット』に続いて、今度はくまのプーさんが登場した。

 A.A.ミルンの『プー横丁にたった家』は、寄宿学校に行くことになった主人公のクリストファー・ロビンが、くまのプーに別れを告げる場面で終わっている。

 これが“終わりの始まり”で、この映画は、妻と娘と共にロンドンで暮らし、仕事に追われる日々を送る、大人になったロビン(ユアン・マクレガー)の前に、数十年ぶりにプーが現れるところから始まる。原題はズバリ「クリストファー・ロビン」だ。

 マーク・フォスター監督が「自分らしさを見失ってしまった男が、少年時代のイマジネーションや好奇心を愛する気持ちを再発見することによって、本来の自分らしさを思い出す姿を描いた」と語るように、プーは、子供時代のかけがえのないものの象徴なのだが、それは大人になったら忘れてしまうものでもある。

 だから、プーに向かって、「もう昔の僕じゃないんだ」と語るロビンの姿に、自分自身はもちろん、『スタンド・バイ・ミー』(86)や、手塚治虫の「雨降り小僧」や、藤子不二雄の「劇画・オバQ」のイメージが重なって切なくなった。年を取ると、こういう話はちょっとこたえるのだ。この場合、『テッド』の存在はちょっと邪魔になるが。

 ところで、マクレガーは「脚本を読んだ時、これはジェームズ・スチュワート的な役柄だと思った」と語っている。その印象は、この映画のフランク・キャプラ風のラストシーンの奇跡ともつながるし、悪夢の後で本当に大切なものに気付くというロビンの姿には、スチュワートが演じた『素晴らしき哉、人生!』(46)の主人公ジョージ・ベイリーが反映されているようにも思える。

 プーを題材にした曲として、ロギンス&メッシーナの「プー横丁の家=ハウス・アット・プー・コーナー」(71)がある。ケニー・ロギンスは93年に“その後”を描いた「リターン・トゥ・プー・コーナー」を発表したが、この曲の詞が、まさに今回の映画とぴったり合う。エンディングロールに流れるリチャード・シャーマンの「Busy Doing Nothing」も悪くはないが、どこかにこの曲を入れてほしかったという気もした。
https://www.youtube.com/watch?v=j8L1FG-TyyM
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