「僕が小さい頃に感じたワクワク感を、詰め込んだ作品になっています」
https://tvfan.kyodo.co.jp/feature-interview/interview/1202677
『超・少年探偵団NEO-Beginning』
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/046afdf9aaf511b8ad3d3ba4d11f7424
昨年大ヒットした『カメラを止めるな!』に続く上田慎一郎監督の第2作。売れない俳優の和人は、数年ぶりに弟の宏樹と再会し、演じることを使った何でも屋を請け負う俳優事務所「スペシャルアクターズ」に誘われる。そんな中、カルト集団から旅館を守ってほしいという依頼がくる。
オーディションで選んだ無名の俳優たちを使い、フィクションと彼らのドキュメントの境界線を描くというもので、全体的には『カメラを止めるな!』と同じく、入れ子構造による“だましの芝居”が展開する。ただ『カメラを止めるな!』は、自主映画のような稚拙さが、かえっていい味になっていたのだが、今回はそこにいらいらさせられるところがあり、微妙な感じがしたのは否めない。
だましの芝居として、『スティング』(73)のような粋や洗練さを求めるのは酷だとは思うが、どちらかといえば、これは三谷幸喜がよくやる、演劇くさいギャグや“落ちの一人酔い”に近いものがあると感じた。