田中雄二の「映画の王様」

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ビデオ通話で西部劇談議『燃える平原児』

2022-08-28 19:22:37 | 駅馬車の会 西部劇Zoomミーティング

 今回のお題は、エルビス・プレスリー主演の『燃える平原児』(60)

 エルビスがチェロキーの血を引いていることを考えると、この映画は象徴的なものとして映る。今回は、同時期にオードリー・ヘプバーンが白人に引き取られたインディアン娘を演じた、ジョン・ヒューストン監督の『許されざる者』(60)があったことも話題となった。

https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/124989c17be6492d8a800406942c54b5

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『犬も食わねどチャーリーは笑う』

2022-08-28 11:14:15 | 新作映画を見てみた

『犬も食わねどチャーリーは笑う』(2022.8.27.オンライン試写)

 裕次郎(香取慎吾)と日和(岸井ゆきの)は結婚4年目を迎える仲良し夫婦、というのは表向き。毎日、鈍感な夫にイライラする日和は、積もりに積もったうっぷんを、SNSの「旦那デスノート」に書き込み始める。そこには、夫たちが見たらゾッとするような、妻たちの恐ろしい本音の投稿がびっしりと書き込まれていた。

 ある日、裕次郎も「旦那デスノート」の存在を知ってしまう。投稿者のペンネームはチャーリー。それは日和と一緒に飼っているフクロウの名前。ということは「これって俺のことか…」。果たして夫婦生活の行方は…。

 ある夫婦のすれ違いとバトルを描いたブラックコメディ。監督・脚本は『箱入り息子の恋』(13)『台風家族』(19)の市井昌秀。すれ違いの合間に挿入される、仲が良かった頃の回想があまりにも対照的で切なく映る。これが結構効果的。

 香取、岸井が共に好演し、特に岸井がとてもチャーミングに映るから、ひどいことをしても憎らしくは見えない。これは監督の計算のうちだったのか。

 互いに引かれ合い、結婚したのに、なぜ愛が憎しみに変わるのか。それは夫婦はそもそも他人であり、恋愛と生活は別であり、人間は思考やシステムではなく感情で動くからなどと説く。

 結婚や夫婦生活に関する“あるある”が満載で、身につまされることも多々あり、笑いと怖さが同時に生じる。特に、この夫婦には子どもがおらず、2人だけで向き合わなければならないところがきつい(我が家も同様)。

 けれども、裕次郎の同僚で、自身も「旦那デスノート」に参加している蓑山さん(余貴美子)とのこんな会話が救いになる。

 「夫婦って何だと思います。分かんなくなっちゃいました」

 「分かんないっていうのは正解かもね。うなぎのつかみ取りかな。触れたと思ったら、ぬるっとすり抜けちゃうじゃない。相手のことが分かった瞬間にまた分からなくなる。でも、つかむ努力をしないともっともっと分からなくなるんだ」

 そして蓑山さんは、夫が病気で入院中だといい、「当たり前に一緒にいれて、当たり前に不満が持てて、それって全然当たり前なんかじゃない」と寂しげに告げるのだ。

 このシーンこそが、この映画のテーマを端的に表していると思った。

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「お馬のエドくん」(「ミスター・エド」)三遊亭金馬

2022-08-28 10:14:33 | テレビ

 亡くなったときの2代目三遊亭金翁よりも、4代目三遊亭金馬の方がなじみ深い。 

 うろ覚えだが、子どもの頃、言葉を話す馬を主人公にした「お馬のエドくん」(「ミスター・エド」)というアメリカのテレビドラマが放送されていた。そのエドの声を吹き替えていたのが金馬師匠だった。その縁は金馬という名前からだったのか…。

 エドの飼い主の声を吹き替えた柳沢真一とのやりとりが面白かったことと、「馬がしゃべる そんなバカな」という主題歌も何となく覚えている。歌っていたのはビンチャンこと楠トシエだったような気がするが、これも定かではない。

 さて、金馬師匠の落語を最後に聴いたのは、2017年11月の上野鈴本演芸場での昼の部で、演目は十八番の一つである、「目が回る、家が回る」の「親子酒」だった。

https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/5b6d3e412f5fcf10513660d83dbcb258

 

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