田中雄二の「映画の王様」

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イチロー、マリナーズの殿堂入り

2022-08-29 23:06:25 | 名画と野球のコラボ

 イチローがマリナーズの殿堂入りを果たした。史上10人目だという。過去は、最後は近鉄に来たアルビン・デービスをはじめ、ランディ・ジョンソン、ケン・グリフィー・ジュニアという、マリナーズ球団史上の名選手が名を連ねている。

 後の6人は、イチローがメジャーデビューをした2001年の時のメンバーだ。専属アナウンサー:デイブ・ニーハウス、監督:ルー・ピネラ、DH:エドガー・マルティネス、捕手:ダン・ウィルソン、投手:ジェイミー・モイヤー、かつてのスターでこの年限りで引退したジェイ・ビューナー、そして右翼:イチロー。

2001年の主なラインアップは、
1.右翼:イチロー:打率350.8本塁打.69打点.56盗塁
2.左翼:マーク・マクレモア:打率286.5本塁打.57打点.39盗塁
3.DH:エドガー・マルティネス:打率306.23本塁打.116打点
4.一塁:ジョン・オルルッド:打率302.21本塁打.95打点
5.二塁:ブレット・ブーン:打率331.37本塁打.141打点
6.中堅:マイク・キャメロン:打率267.25本塁打.110打点.34盗塁
7.三塁:デービッド・ベル:打率260.15本塁打.打点64
8.遊撃:カルロス・ギーエン:打率259.5本塁打.打点53
9.捕手:ダン・ウィルソン:打率265.10本塁打.打点43
控えに
アル・マーティン:打率240.7本塁打.打点42
スタン・ハビエラ:打率292.4本塁打.打点33
トム・ランプキン:打率225.5本塁打.打点22
ジェイ・ビューナー:打率222.2本塁打.打点5

先発投手
ジェイミー・モイヤー:20勝6敗
フレディ・ガルシア:18勝6敗
ポール・アボット:17勝4敗
アーロン・シーリー:15勝5敗
ジョン・ハラマ:10勝7敗
ジョエル・ピネイロ:6勝2敗
ライアン・フランクリン:5勝1敗
ブレット・トムコ:3勝1敗
中継ぎ
アーサー・ローズ8勝0敗3セーブ
ジェフ・ネルソン4勝3敗4セーブ
ノーム・チャールトン4勝2敗1セーブ
ホセ・パニアクア4勝3敗3セーブ
抑えは
大魔神・佐々木主浩 45セーブ

 この年は、このメンバーで何とシーズン116勝もしたのだ。皆、今はどうしているのだろうか。イチローは新人王、首位打者、盗塁王、シーズンMVP、シルバースラッガー賞、ゴールドグラブ賞などを獲得した。それにしても、こういう式典をみていると、イチローは最後にマリナーズに戻ってきて本当によかったと思う。

https://www.baseball-reference.com/teams/SEA/2001.shtml

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『川っぺりムコリッタ』

2022-08-29 09:13:14 | 新作映画を見てみた

『川っぺりムコリッタ』(2022.8.28.オンライン試写)

 荻上直子監督が自身の小説を映画化。孤独な青年がアパートの住人たちとの交流を通して社会との接点を見つけていく姿を描く。

 北陸の小さな町にある小さな塩辛工場で働き口を見つけた山田(松山ケンイチ)は、社長(緒形直人)から紹介された古い安アパート「ハイツムコリッタ」で暮らし始める。

 できるだけ人と関わることなく、ひっそりと生きたいと思っていた山田の静かな日常が、隣の部屋に住む島田(ムロツヨシ)が「風呂を貸してほしい」と訪ねてきたことから一変する。

 山田と島田の間には、少しずつ友情のようなものが芽生え始めるが、ある日、島田は山田がこの町にやってきた秘密を知ってしまう…。

 タイトルの「ムコリッタ(牟呼栗多)」は、時間の単位を表す仏教用語で、ささやかな幸せなどを意味するのだという。全体的には、山本周五郎原作、黒澤明監督の『どですかでん』(70)の影響を強くうかがわせる。

 特に、吉岡秀隆演じる墓石のセールスマン親子は、明らかに『どですかでん』のこじき親子の模倣だ。

 ただ、白飯、牛乳、塩辛、漬物、野菜などを通して、シンプルに「食べること」について考えさせるところと、骨を媒介に、生と死のはざまや死生観を浮かび上がらせるところが、いかにも荻上流という感じがした。

 いい話のようで残酷なところもあり、シンプルなように見えて実はシュールな映画なので、印象としては、傑作と駄作の間を行きつ戻りつするようなところがあって、見ながら戸惑いが生じた。このあたりも『どですかでん』と重なるところがある。

 ラストも黒澤の『夢』(90)の中の「水車のある村」をほうふつとさせる。荻上監督の映画がここまで黒澤を感じさせるとは、ちょっと驚いた。ムロが好演を見せる。


『どですかでん』
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/657b78d783fb148163c7bf94f7c66dec

名画投球術「ダメな人間ばかり出てくる映画を観て安心したい」黒澤明
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/5b428edd45778476ab0530bc08c0ef67

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【インタビュー】『ブレット・トレイン』山本舞香

2022-08-29 07:34:12 | インタビュー

 伊坂幸太郎の小説『マリアビートル』を、『デッドプール2』のデビッド・リーチ監督が映画化した『ブレット・トレイン』が9月1日から公開される。本作で、ブラッド・ピットが演じる主人公レディバグを翻弄(ほんろう)する謎の女子学生プリンスを演じたジョーイ・キングの日本語吹き替えに山本舞香が起用された。吹き替え初挑戦となった山本に話を聞いた。

「改めて、声優さんはすごいなと思いました」
https://tvfan.kyodo.co.jp/feature-interview/interview/1344808


『ブレット・トレイン』
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/fbb3a7915683d4247cb9c8d15ea09f4e

【インタビュー】『ブレット・トレイン』真田広之
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/81d382cfbeeaa0d9d4b0df54bea77414

【インタビュー】『ブレット・トレイン』ブラッド・ピット&デビッド・リーチ監督
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/0d0e8c613c7cc1652fc1335f14640cf0

『ブレット・トレイン』新幹線での“動く”レッドカーペット開催!
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/94a1e4a5b0fbbc66196c0291f8bc87b6

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【インタビュー】『さかなのこ』のん&磯村勇斗

2022-08-29 07:01:00 | インタビュー

 魚類に関する豊富な知識で学者としてさまざまなメディアでも活躍するさかなクンの半生を、沖田修一監督が映画化した『さかなのこ』が9月1日から公開される。主人公のミー坊を演じたのんと、ミー坊との絆を深める不良の総長を演じた磯村勇斗に話を聞いた。

のん「『男か女かはどっちでもいい』という貼り紙を見て、純粋にお魚が好きなミー坊を演じればいいんだと思いました」 磯村勇斗「日常的に魚をさばいたりするのが好きになりました」
https://tvfan.kyodo.co.jp/feature-interview/interview/1345755


【インタビュー】『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』のん
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/ef7705ecd90874abad7872f46ca69b1b

【インタビュー】『子供はわかってあげない』沖田修一監督
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/b400a897e65fd9aa9bc0c48ebb781800

 

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