田中雄二の「映画の王様」

映画のことなら何でも書く

『高原のお嬢さん』(チャンネルNECO)

2022-08-11 21:54:58 | ブラウン管の映画館

『高原のお嬢さん』(65)

 舟木一夫のヒット曲「高原のお嬢さん」を基に製作され、舟木自身が主演した日活映画。

 蓼科高原の農場で暮らす北川和夫(舟木)は、高原の別荘地に遊びにきていた小泉淳子(和泉雅子)と知り合い、互いに心引かれる。そんな中、和夫のいる農場を買収しに観光開発会社社長(嵯峨善兵)の息子である三島進(山内賢)がやって来るが、進と和夫は小学校の同級生で、進と淳子は旧知の仲だった。

 西尾三枝子、堺正章が助演し、ザ・スパイダースも登場する。監督の柳瀬観は、舟木の主演映画を多く手掛けたというが、この時代の日活映画はほとんど見たことがないので、ある意味、自分にとってはウイークポイントの一つになっている。

 アサヒビールが提携しているためか、やたらとビールを飲むシーンが出てくる。山内がビールを飲みながら運転するシーンがあるが、今なら完全にアウトだ。

 とはいえ、山内のいかにも金持ちのボンボンといったC調な感じはなかなか面白かった。そういえば、山内と和泉はデュエット曲「二人の銀座」をヒットさせていたなあ。それにしても、当時の和泉のかわいらしさには今さらながら驚いた。

 メインの蓼科高原のほか、当時の新宿駅(中央本線)や、今はなき横浜ドリームランドが映る場面があり、懐かしく見た。古い映画にはこうした楽しみもある。


ドリームランドの潜水艦。本当に潜ったのだ。

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大谷が同じ試合でルースに並び、イチローを超す

2022-08-11 10:23:57 | 名画と野球のコラボ

 ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平が、アークランド・アスレチックス戦で、ベーブ・ルース以来、104年ぶりとなる「2桁勝利&2桁本塁打」の偉業を成し遂げた。また、25号本塁打を放ち、通算本塁打は118本となりイチローの117本を抜いた。

 MLB公式サイトは「大谷が同じ試合でルースに並び、イチローを超す」と見出しを付けた。

 写真は『カメレオンマン』(83)『フォレスト・ガンプ/一期一会』(94)か、という一枚。


大谷翔平で思い出した『ナチュラル』と『フィールド・オブ・ドリームス』
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/b0b6b618ef31f381b74268d648db0664

大谷翔平とベーブ・ルース、そして映画
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/1ba43b752319e46cb2dc1588df7e0de4


 景浦将、川上哲治、藤村冨美男らの“二刀流”に言及した記事を見付けた。V9巨人のエースだった堀内恒夫にも、時代が時代なら、二刀流の可能性があったと思う。金田正一は投げる方が忙しくて無理だっただろうが…。

https://number.bunshun.jp/articles/-/847742

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