150年目の鉄道記念日のNHKは、鉄道関係の貴重映像が目白押し。劇映画、記録映画を問わず、鉄道は映画や映像と縁が深い。
「ハイビジョン特集 決定版 SL大図鑑 国内編」
明治5年の鉄道開業で新橋-横浜間を走ったイギリス製の「1号機関車」から、明治初期の輸入SL、大正期の国産化と昭和戦前の全盛期。そして戦後の衰退期と廃止の時代を経て、平成以降に全国各地で観光SL列車が復活を遂げるまでを、ひたすら映像で見せる。
「鉄道博物館 お宝フィルムが語る 知られざるニッポン」
こちらは鉄道が映された記録フィルムの数々を紹介。
戦前の食堂車が出てくる『青春急行列車』(35)、機関手助手の超絶技「投炭」の様子を映した『機関車物語』(40)、曲芸師のような鉄道員たちが映る『たちあがる輸送』(48)。
他にも、戦時下での「英語版観光映画」、戦後復興を支えた「改造列車」、新潟「豪雪との闘い」など、興味深い映像をたくさん見ることができた。