夕食を終え後片付けをしているとメールが入って来た。どきっとして携帯を手に取りメールを開けてみると、夕子からのメールだった。内容は今日のお礼としばらくは実家にいるからいつでも連絡くださいという趣旨のものだった。
私も夕子と話せた事がとても楽しかったから、その気持ちを簡潔にまとめメールを送った。すると、瞬く間に返信が来て「絵文字を使った方が可愛く見えるよ。女子力上げなさい。(笑顔)」と記してあった。
メールと言えばほとんどが仕事か優一なので絵文字をわざわざ使う必要がなかったけれど、そう言われると何とか使ってやろうという気がする。ならば、今日、優一と話した事を絵文字入りで伝えてみようと試みた。でも、いざやってみるとなかなか骨が折れる。苦心しながらとりあえず作成し送信。
すると、返信されたメールの件名に「よくできました。」と記してあった。
一人で笑っていると、テレビを観ていた優一が「何一人で笑ってるの?」と聴いてきたから、「夕子からのメールだよ。旦那さんによろしくって。」と答えた。
すると優一は「あんまり頑張りすぎるなよ。て、伝えておいてよ。」と言った。けれども私は「うん。伝えておくね。」といって、その言葉は送らずにごまかしてしまった。
どうしても真実が話せない。あの時無理にでも話せていればすごく楽だったのにと後悔していた。
翌朝、優一を送り出した後携帯を観るとメールが入っていた。恐る恐る受信箱をクリックすると送信者は天沢君だった。
ドキドキしながらメールを読むと、明日の追悼ミサの詳細が記されていた。
少しだけ気が抜けたけれど、一昨日のお礼を兼ねて返信する。しばらくすると、メールが帰ってきて、「10時に迎えに行くので自宅で待っててください。」とあった。
私は躊躇いなく「助かります。よろしくお願いします。」と返信したあとで、夕子の助言を思い出し絵文字を使うべきだったかなぁと後悔した。
家事を一通り済んで一息つくと、今日は散歩に行こうと思った。歩いているといろんな事がクリアになってゆく気がするから、頭がもやもやする時は散歩に出かける事にしている。今日は何処まで歩こうかと考えながら、風邪をひかないように少し厚着をした。
外に出ると少し風が冷たいけれど日差しは温かく、空は何処までも澄み渡りとても青くて綺麗だった。駅までの道をゆっくりと歩いていると、ふと頭に浮かんだ。「そうだ、久しぶりに地球屋に行ってみよう。」と。
私も夕子と話せた事がとても楽しかったから、その気持ちを簡潔にまとめメールを送った。すると、瞬く間に返信が来て「絵文字を使った方が可愛く見えるよ。女子力上げなさい。(笑顔)」と記してあった。
メールと言えばほとんどが仕事か優一なので絵文字をわざわざ使う必要がなかったけれど、そう言われると何とか使ってやろうという気がする。ならば、今日、優一と話した事を絵文字入りで伝えてみようと試みた。でも、いざやってみるとなかなか骨が折れる。苦心しながらとりあえず作成し送信。
すると、返信されたメールの件名に「よくできました。」と記してあった。
一人で笑っていると、テレビを観ていた優一が「何一人で笑ってるの?」と聴いてきたから、「夕子からのメールだよ。旦那さんによろしくって。」と答えた。
すると優一は「あんまり頑張りすぎるなよ。て、伝えておいてよ。」と言った。けれども私は「うん。伝えておくね。」といって、その言葉は送らずにごまかしてしまった。
どうしても真実が話せない。あの時無理にでも話せていればすごく楽だったのにと後悔していた。
翌朝、優一を送り出した後携帯を観るとメールが入っていた。恐る恐る受信箱をクリックすると送信者は天沢君だった。
ドキドキしながらメールを読むと、明日の追悼ミサの詳細が記されていた。
少しだけ気が抜けたけれど、一昨日のお礼を兼ねて返信する。しばらくすると、メールが帰ってきて、「10時に迎えに行くので自宅で待っててください。」とあった。
私は躊躇いなく「助かります。よろしくお願いします。」と返信したあとで、夕子の助言を思い出し絵文字を使うべきだったかなぁと後悔した。
家事を一通り済んで一息つくと、今日は散歩に行こうと思った。歩いているといろんな事がクリアになってゆく気がするから、頭がもやもやする時は散歩に出かける事にしている。今日は何処まで歩こうかと考えながら、風邪をひかないように少し厚着をした。
外に出ると少し風が冷たいけれど日差しは温かく、空は何処までも澄み渡りとても青くて綺麗だった。駅までの道をゆっくりと歩いていると、ふと頭に浮かんだ。「そうだ、久しぶりに地球屋に行ってみよう。」と。