京のたんぽぽ日記

夫婦共にリタイヤした後の生活を
大好きな旅行を中心に綴っていきます。

奈良6 長谷寺

2009-09-14 07:28:00 |  お出かけ
      奈良1橿原神宮は  こちら

さて、時刻は4時過ぎ、もう一つ西国33ヵ所第8番札所の長谷寺へ
お参りしようか、どうしようか迷いました。

多分拝観は5時までと勝手に予想して、カーナビに長谷寺を入れると
距離にして13キロ程。

「13キロなら行けんこともないかな~。。どうする?」

「よし。。行ってみよう~」

と、いざ長谷寺へ向けて出発です。


ところが。。。


普通に走れば13キロなら20分もあれば着くはずなのに
どういう訳か道が混みだして、渋滞につかまってしまいました。

時刻は、どんどん進み、4時30分も過ぎ、4時40分。。
主人も私も気持ちは焦るのですが、こればっかりは
どうしようもなく。。

やっと渋滞を抜け出せて、長谷寺の門の前に車が着いたのは
4時47分。

ちょうど総受付を閉めようとされていた女の方に

「お寺の拝観は何時までですか。。」と聞いたら、

「5時までですよ。。もし、御朱印がいるなら、
すぐに行かないと間に合いませんよ。」
 と。






そこで、私が車の運転を変わり、主人は御朱印帳を持って
階段を駆け上がることに~。(地図の青い線


私は、車を駐車場へ置いてから、元来た道を戻るつもりで
別々に本堂で落ち合うことにしました。


車を駐車場へ入れようとしたら、

「今から行くんですか。。」と駐車場のおじさん。

「はい。。」

「御朱印はないですよね。」と確認されます。

「御朱印帳は、今主人が持って走ってるんです。。」

と、説明すると、納得という感じで受け付けて下さいました。


そして、入山受付への近道も教えて下さったのです。
                (地図の赤い線



この道を通ると近道でした。 私だけごめんね~。


おかげで、私は近道を通って受付へ。

受付で500円を払って入山する時、先程の女の方に会ったら、

「ご主人は、もう駆け上がって行かれましたよ~。
どうぞ、帰りはゆっくりと帰ってきて下さいね。」
 


と、言って下さいました。ありがとうございます~。



しかし。。



本堂へ行くまでに、こんなに階段があるなんて知りませんでした。
なだらかな階段なのですが、なんだかひたすら長くって。。

しかも周りには誰も人が居ず。。





すれ違う人もなく、一人ぼっちでなんかちょっと怖いような。。

はぁはぁ言いながら、休憩しながら、
それでも、なんとか本堂までやってきました。
このとき、5時1分ほど前。私もなんとか間に合いました。。




やっと着いた~。。と、ふとベンチを見ると
ベンチに座り込んで、頭をがくっと下げている男の人がいます。


あれは、主人。。


「だいじょうぶ。。」と私。

「いや。。もうあかん。ずっと走ってきてん。。」と主人。

聞くと、もう拝観も御朱印も終わったとか。。


「そんなにずっと走らんでも。。今が5時なんやで~。
年を考えなあかんよ。。」


「いや。。でも、並んだはったらあかんと思って。。」


そんな。。並んだはる訳ないのに。。なんて思いつつ、


時刻は5時だけど、お堂はまだ閉まりそうにないので、
とりあえず自動販売機でジュースを買って主人に渡し、

私自身も、水分補給してからお参り。

こんな時は、女の方があつかましいのかもしれませんね~。


兎にも角にも、なんとか無事に御朱印も貰えて
帰りはゆっくりと二人で階段を降りてきました。


仁王門の階段横には、こんな可愛い看板が。。






時間ぎりぎりに来て、御世話になりました。
ありがとうございました~。


帰り、奈良の街に夕日が沈みます。。





今日も、お疲れさまでした。
でも、色々と行けて楽しい一日でした。

長谷寺では、時間のない中、ちゃんと御守りも買ってきましたよ。





ところで、あとでわかった事なのですが。。


長谷寺に入山する時、主人が後からもう一人来ますからと
私の分の拝観料も払っておいてくれたみたいなのです。

それを知らない私は、私の分を自分で払ったので
一人分払いすぎ。。

お互いにそのことを、後から知った時は、え~。。

でも、ま、一人分はお世話になったので、
お布施ということでちょうどいいかもしれませんね。


長谷寺は、お花の寺としても有名なので、
いつか、もっとゆったりとした気分で、お花を見に行きたいと思います。

その時は、きっと、あの時はこの階段を駆け上がったな~
なんて、お互い思い出すのでしょうね。