京のたんぽぽ日記

夫婦共にリタイヤした後の生活を
大好きな旅行を中心に綴っていきます。

新手の詐欺?

2007-11-10 08:58:41 | Weblog
先日、「ヒツウチ」で自宅に電話がかかってきました。

うちの電話はナンバーディスプレーなので、
友達や知り合いの電話番号は登録してあり、
誰からの電話かすぐに分かります。

登録はしてなくても普通、相手の電話番号が表示されるのですが、
電話番号を見せたくない相手からの電話は
「ヒツウチ」と表示されるのです。

「ヒツウチ」の時は、電話に出ないという人もいますが
なかなかそういうわけにもいかず、
私はちょっと気を引き締めて出るようにしているのですが。。

「もしもし・・」というと、
「○○さんの奥さんか?」と、こてこての関西訛り、男の人の声です。
「はい。。」と返事すると、
「ちょっと、会ってくれへんかな。会って話したいことがあるんやけど。」
 
「はぁ?どちら様ですか?」と聞くと
「岩田組の△△や。大事な話しやし会ってくれるか」 と。

そんな。。。突然見も知らずの男の人から、
怖い声で会ってくれと言われても、会うはずないやん。。
何言うてんねん、この人。。と、思いつつ、

もちろん私は
「お断りします。。。」

「そんなら、こっちから行かしてもらうけどええか?」

「結構です。」
といってガチャンと電話を切ったのですが。。

最後の「結構です。」というのはまずかったかな~。
結構ですという言葉は、いやですという意味と、
いいですという意味の両方があるものね。

もちろん、言い方とガチャンと電話を切ったことで
相手も拒否と受け止めているとは思いますが。。

でも、その後、家中の鍵をチェック。
そんなことはないと分かっていても、ちょっとどきどきします。

30分後にピンポーンと家のチャイムが鳴ったときは
正直、ちょっとびくびく。。


「こんにちは。○○信用金庫です」
という、いつものおじさんの声にほっとでした。


夜、家に帰ってきた主人に

「岩田組の△△って人、知ってる?」と聞くと
「いや、全然。誰それ?」と主人。
やっぱりね。。

もちろんあんな電話で会いに行く人はないと思うけど、
もしも話を聞いたらどんな話を彼はしたのでしょう。

周りを怖いお兄さんに囲まれて、身動きできない状態にして
キャッシュカードでお金を下ろすような羽目になるのでしょうか。。

。。。なんて、思うと怖くなってきます。
これも、新手の詐欺なんでしょうかね。

みなさんも、こういった詐欺にはぜひぜひお気をつけ下さいね。




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葛飾北斎展、50代はまだまだひよっこ

2007-11-08 08:13:46 | 美術館・観劇・映画・スポーツ
先日京都高島屋のグランドホールに、
葛飾北斎展を見に行ってきました。

実は貰った招待券、無駄にしてはいけないと
最終日に一人で行ってみたのです。
こういう展覧会、一人で行くのは初めて。
やっぱり、いっしょに話したり、驚いたりする相手がいた方が、
私にはあっているよう。。

一人の方が自分のペースでゆっくり見られるという人もいるけれど
私は、話し相手がいなくて、なんだかざ~っと見てしまいました。

葛飾北斎といえば、浮世絵の大家ですが、
実際には90歳という長い生涯にわたって、
浮世絵版画だけでなく、肉筆画、役者絵、風景画、挿絵など
さまざまなジャンルで活躍した絵師だそうです。

彼の絵は、ヨーロッパに渡り、ゴッホ、セザンヌなどの画家に
大きな影響をあたえ、数年前、アメリカの「ライフ」誌が
世界のあらゆる分野から、この1000年間に
最も偉大な業績を残した100人は誰かというアンケートをしたとき、
北斎が日本人でただ一人選ばれたということで、
そんなに偉い人だったんだ~とびっくり。



北斎展で買った「凱風快晴」」の手帳

あまりよく北斎の事を知らない私は、北斎の代表作とされる
「富嶽三十六景」(ふがくさんじゅうろっけい)の中の
「赤富士」の名で知られる「凱風快晴」」の手帳を見つけ、
赤富士の美しい姿に惹かれて購入。
もうそれだけで嬉しくて充分だったのですが。。

でも、北斎がこの「富嶽三十六景」を制作し始めたのは、
なんと60代半ばの時で、その後ほぼ、8年の月日をかけて
「富嶽三十六景」を完成させたと知り、

50代で人生もう半分以上終ってしまい、
これから新しい事をといっても。。。
若い人はええな~これから何でもできるし。。
なんてちょっと思っていた自分を反省しました。


90歳まで意欲的に制作を続けていた北斎に比べれば、
50代なんて、まだまだひよっこ。

これからだって、やろうと思えば何だってできるんだと
(いや。。できないこともありますが。。)
今、ちょっと自分を鼓舞しています。

。。。といっても、具体的には何をしたらいいのか
よくわかっていないのが悲しいですが。。

でもとりあえず、

同世代の方、おられましたら、みなさん、これからですよ。
お互いにがんばりましょうね。



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引越し方位

2007-11-06 10:19:06 | 家族
長男から引越しを決めたからというメールが入りました。
以前から、今のマンションはお湯の出が悪く
引っ越したいという話を聞いていたので、
突然ではなかったのですが。。

いざ、引越し先を決めたしと言われると、
引越しの方位は大丈夫なんだろうか。。とか心配になって。

悪い方向に引越しした為、病気になったり
次々に良くない事が起こったというのは、
知り合いの中でも実際に聞いたことがあるので、
悪い方位にだけは引越してほしくないと
思っていたのです。

「新しいマンション決めたって、方向とか大丈夫なん?」
と、電話で聞く私に
「どうしたん?突然、細木数子みたいな事言い出して。。」
と、長男は笑いますが、こっちは真剣です。

私は易学には疎く、ほとんど何も知らないのですが、
それでも、2大凶方位の暗剣殺と、五黄殺位は知っています。

2007年の暗剣殺は南西。
       五黄殺は北東。
この方位はすべての人に凶位で、200キロを越える旅行の際も
気をつけなければならないとされているようです。
(だから中国旅行の時も一応南西方面を避けました。。

もちろん、その人の持っている星や、引越しの時期とか
細かい事を調べれば、色々とあるのでしょうが、
とりあえず、この方位への引越しだけは避けてほしいと、

新しいマンションの住所を教えてもらい、
今のマンションからの方位と距離を調べる事にしました。

まずは、グーグルアースで、両方の住所の緯度と経度を出し、

その値を、球面三角法による方位計算に入力します。

これだけで、両地点の方位と距離とがわかるのです。
(グーグルアースで調べるのは私の勝手な方法ですので。。
                   。。念のため(笑)

これによると、長男の引越し方位は東、距離は11キロほどで、
吉方位ではないけれど、凶方位でもないらしく。。
しかも、11キロしか離れてないなら、まぁ、いいか。。と。

もしも、易学に詳しい方が、ブログを読んでられたら、
苦笑されているかもしれませんね。

でも、これ以上は、私も調べようがないし。。
ま、一人で心配して、一人でほっとしている訳なのです。

今月の18日には東京で姪っ子の結婚披露宴があるので
ついでに、長男の新しいマンションも見てこようかな~と
思っています。



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上賀茂神社から鷹峰

2007-11-05 00:44:55 |  京都散策
10月28日(日)

せっかくの日曜日、
でも、今日主人は午前中仕事が入ってしまいました。
お昼過ぎに帰ってきてから、「ちょっと、歩こうか~。」

玄琢(京都市北区)にある造り酒屋さんを探したいという主人。
名前も住所もわからず、インターネットで探しても情報は得られず、
そんな漠然とした事だけでは、探しようがないのだけれど
何か目的があった方が歩きやすいので、
とりあえず、行ってみよう~と出発しました。

まずは北山通り。
最近この通りにはとってもお洒落な結婚式場が増えています。
北山教会は、その先駆者となった教会。




ちょっと色づいた蔦の葉がとっても綺麗~。

1時間ほど歩いたら、突然お腹が痛くなってきて。。
飛び込んだのが、上賀茂神社近くの「キッチンぽっと」さん。

ついでにちょっと休憩でコーヒータイム。
ここは、手作り洋食とコーヒーのお店らしく、
周りはみなさんおいしそうな洋食を食べてられました。
なんだか、とってもおいしそうで。。

「今度食べに来ようか。。」
「うん。そうしよう。。」


  マスターも渋くてダンディーなおじさんでした。

もうすぐ上賀茂神社です。
家々の前を小川が流れ、京都らしい情緒のある景観です。



この辺りの風景はいつみても、ほっとします。。



毎月第4日曜日は上賀茂神社の境内で、
手作り市が開かれているようです。知らなかった~。

アクセサリー、衣料品、陶器、ガラス製品、
お漬物、果物、パンやクッキー、ケーキ。。
挽きたてコーヒーを出す所もあったりします。

でも、時間が遅かったのか、もう店じまいしている所が多く残念。
来月はもっと早くに来て、ゆっくりとみてみよう!
ということになりました。


 
少し色づき始めた葉が美しい上賀茂神社です。




 こちらが本殿です。

上賀茂神社から、西に玄琢目指して歩きました。
家を出てから約2時間、やっと玄琢のバス停に着きました。

でも、造り酒屋の影はなく、何人もの方に
「この辺りで造り酒屋はありませんか。。」と聞いたのですが
「いや。。この辺に造り酒屋はないと思う。。」と皆さんおっしゃいます。


どうしよう。。と思っていたら、一人のおじさんが、

「でも、うまい醤油屋なら、この先の鷹峯(たかがみね)にあるで~。
 酒は造ってはらへんやろうけど。。。」

と言われます。

そこで、造り酒屋探しは急遽造り醤油屋探しに変更。
鷹峯目指して歩く事になりました。

そして、見つけたのが鷹峰松野醤油。
江戸時代から続く老舗だそうで、駐車場も完備。
地域では有名なお醤油やさんのようです。



店内にはお醤油のいい香りが漂っていて、
せっかく来たのでと、手作り濃い口醤油と、
ゆずぽん酢を買いました。

これからは鍋のシーズン、どんなぽん酢か楽しみやわ~。


お醤油とぽん酢と手作り市で買ったチョーカーです。

松野醤油から市バスの通る北大路通りまで30分ほど歩いて
帰りはバスで。

今日もよく歩きました。
主人は、コレステロールはさておき

「体重2キロも減ったわ~」だって。。

なんで、なんで、主人だけ。。。
ちょっとショックな私でした。

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ピーマン

2007-11-03 10:58:27 | 日常日記
友達から、庭にいっぱいできたからといって、
自家製のピーマンを貰いました。

オブジェとして飾っておいてもいいくらい
鮮やかな緑と赤のピーマン。
表面もぴかぴか輝いています。



友達お薦めの甘辛炊きをしてみました。
蒸し焼きしたピーマンを、醤油とみりんで甘辛く炊きます。
最後に白胡麻をふって出来上がり。

肉厚のピーマンに味がよくしみこんでいて
おいしかったです。





こちらは、茄とピーマンの油炒め。
油でさっと炒めて、濃い口醤油で味付け、
花鰹を少しふるだけの家の定番の一品です。




でも、材料がいいとやっぱりおいしいですね~。
ありがとう、とてもおいしかったよ、ピーマン。

家庭菜園か。。いいな~。
でも、私だったら収穫する前に枯らしてしまいそうな気がして
ちょっとまだ手が出せずにいます。



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上賀茂 秋山

2007-11-01 08:46:35 |  京都食べ歩き
いよいよ11月になりましたね。
京都でもちらほらと紅葉が始まっていますが、
今年の紅葉の見頃はかなり遅れて11月下旬頃が多く、
場所によっては12月上旬という所もあるようです。

さて、先日上賀茂の秋山へ行ってきました。
だいぶ遅くなってしまったけど、
友達のお誕生日を祝っての会食です。

    上賀茂の秋山

ここは、とっても人気のあるお店で、しかも
席数がカウンター席11席だけということもあり、
お昼の予約がなかなかとれません。

毎月1日から、翌月分の予約を受け付けられるのですが、
お昼の予約は1日でほとんどうまってしまうのです。

だから、今日の予約も、電話をリダイヤルし続けて
9月1日にとったものです。
でも、予約がとれてラッキーでした。



北山通りをまだ北へ行った、
裏はもう山という閑静な場所にある秋山。



まずは、この待合所で、お茶を出していただけます。
今日のお茶は、花梨酒のお茶わり。

たまたま同席する知らない者同士のお客さん達が
ここで、しばし雑談。これも楽しい時間です。



古い民家を改装したお店の秋山。
台所にはおくどさんもあります。
このおくどさんで土鍋を使って、ご飯を炊いて下さいます。

さて、今日のお料理は。。
まず、やさしく煮た瓜、茄の上にのせた名残鱧と松茸。
みょうがやすだち、ゆずの味も効いています。



次は海老しんじょうの椀物。
おだしの味がとってもおいしく、
海老しんじょうにも、しっかりと海老や豆が
入っていて食べ応え充分でした。



そして、お刺身。あぶり太刀魚、はまち、鱧、
緑の器のものは、白菜と焼き魚ほぐしの和え物です。

氷の上に盛り付けられたお刺身、葡萄のつるのあしらい、
大胆で、お洒落で、食べるだけでなく、目で見る楽しさを
演出して下さっています。



じゃが芋と栗のあんかけ饅頭。
ほくほくの栗がおいしくて、秋の味覚いっぱいの一品でした。



地鶏ときのこのすき焼き。
初めは卵につけて食べ、後は卵でとじていただきました。
お漬物は、自家製のどぶ漬け。
ごはんは、おくどさんで炊いた炊きたてのごはんです。



最後に、紅芋の巾着絞り。栗のチップが飾られています。
やさしい甘さにほっとしました。



ご主人のお料理の説明を聞きながらいただいたお料理。
食べるのに一生懸命で、あんまり覚えてなくて。。
もうちょっとちゃんと覚えておくんだった。

でも、どのお料理もとてもおいしくて、とても満足でした。
これで、3150円。
やっぱり人気の理由が分かりますね~。



お庭をもう一度眺めて、さよならです。
ご主人も女将さんも、一人一人みんなのお見送りをされています。

最後の最後まで、やさしい心遣いいっぱいのお店でした。
今度は一度夜に来てみたいな~。

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