アナログだ、デジタルだとどっちだって構わない。
正確な情報を伝えてくれるのが、一番大切だ。
その意味では、もうテレビの使命は終わったかもしれない。
NHKでは、いつも「詳しくは、番組ホームページをご覧下さい。」と言って番組を終了する。
番組ホームページを見れない弱者(インターネットで検索出来ない人、大抵はパソコンを使えないお年寄り、パソコンを買えない人)が見ているのが、テレビだと思う。
インターネットの方が、自分の興味のある切り口で様々な情報を得ることが出来る。
日本人の半分が大晦日に一つの音楽番組を見て年越しをしていたというのは、まさしく日本の歴史だと思う。
就職試験で、NHKを受験した。
志願票に、マスコミ、芸能関係の親戚、知人などを記入する欄があった。
指定校制で、私の卒業した大学は、学科から、一人推薦だった。まぐれで学内推薦を通った。
試験の日、隣りの席の女性と話した。
東大生だった。
彼女の話では、東大生は誰でも受験出来るとのことだった。
誰でも、どこの大学卒業でも受験のチャンスは公平に与えるのが、
誰からも受信料を取っている放送局の在るべき姿だと思った。
学内推薦に漏れた有力政治家のお嬢様が、振り袖を着て、今夜の番組の紹介をしているテレビ画面を見ながら、志願票の記入欄の奥の深さに恐れ入った。