夢見るタンポポおばさん

富士山麓の風景、花の写真。エッセイ。

動物達と共生することの難しさ

2012-11-03 22:56:16 | 日記・エッセイ・コラム

003

富士山麓黄金の里の銀杏林は只今三分黄葉と言ったところです。

3

孫達と毎年恒例のじいじの作ったサツマイモの芋掘り。

今年は例年の三分の一以下の収穫。

野生動物の被害が深刻なのです。

03

マルチングしてあるビニールに野生の鹿達の引っ掻き傷の跡が沢山。

大きくて美味しそうな芋ばかり食べてあり、食べかけの芋や糞、足跡も沢山残っています。

働き者の隣の畑のおじさんも鹿の被害の酷さを訴えています。

564Dsc00563

道路のすぐ脇の芋畑で鹿が昼間平然とサツマイモを食べています。

大きな声を出したら、立ち去りました。

動物達は開発に伴って段々と住む所が無くなって来て、昼間平然と民家の近く迄出て来て、果物は勿論ありとあらゆる作物を食べ散らかしています。

農家にとってはとても深刻な事態です。

なにしろ丹精した作物が、野生動物の被害で商品価値を無くしているのですから死活問題です。

案山子や、色々な大きな音、花火、煙、灯り、キラキラしたテープ等では全然効果が無くなっています。

電気を通す鉄条網でないと平然と畑に入って食べ尽くしているようです。

大きな音や、煙等もう慣れっこになってしまって、全然驚かないようです。

畑で見かけるだけでなく、昼間車の前に飛び出して来るのも良くあることのようです。

本当に困った事態です。

早急に対策が必要です。

みんな来年は作付けしないことにしようと言っています。

我が家も来年は被害の少ない作物にしようと思っています。

ちょっと前まで鹿が遊びに来たと言って写真を撮って大喜びしていたのが遠い昔のように思われます。