夢の中にいるみたい
突然の別れ
今月は二週続けてお葬式がありました。
一人は朝9時半。突然自宅で心臓病で急逝。
救急隊の指示で、お嫁さんに心臓マッサージをして貰いながら、救急車の到着前に、
亡くなったそうです。
89才の大往生です。
最後迄自宅で、愛妻と65年間も仲睦まじく過ごせたこと。
生まれ育った土地で一生過ごせたこと。
長男夫婦と同居生活。屋敷内には孫夫婦も新築の家で居住。
お二人共認知症とは全く無縁な様子でした。
羨ましい位です…
寿命でしょうか……
御冥福をお祈り致します。
カタクリの里のカタクリの花
夢の中にいるみたい。
突然、「オーイ」と言ってその辺から出て来るような気がする……
カタクリの里の大家さんの奥さん
私がお線香をあげさせて貰いに自宅に伺った時に、夢の中にいるような眼でしみじみと呟いていらっしゃいました。
年齢は私より一回り年上、外見だけで無く、気持ちも若々しい女性です。
ご主人が倒れてから、一年数ヶ月の看病中、毎日彼の好きな音楽の入ったテープレコーダーを枕元で二人で聴いていたそうです…
いつか意識が戻ると信じて、マッサージも根気よく続けて、回復を信じていました。
「今迄も何度も何度も入院したり、瀕死の怪我をしたりしたけど、必ず帰って来た。」と
力強い言葉。
転倒に起因した脳幹挫傷で即死寸前のところを、九死に一生を得て、一年数ヶ月の闘病。
本人の生命力の強さだけで無く、奥さんの愛の力が強かったのだと思います。
何事にもスケールの大きな豪快な方でした。
明るくて楽しくて、人や花が好き。
倒れる半月程前に、「私がこんな身体になってしまった交通事故の加害者が
よりによって、目の前に引っ越して来る。」と話した時に、驚いた顔をして
「仲良くやって。」と言ったのが、最後の会話です。
私も、「オーイいるかい?」と言って、我が家の庭先に突然現れるような気がしています…
御冥福をお祈り致します。