墓前の会話
亡き人のいるあの世と生きている人々のいるこの世を繋ぐ
お墓は、亡き人の眠る場所。
早くに両親を亡くした私たち夫婦は、
古い演歌の歌詞の如く、『骨迄愛して』…?
命日は勿論のこと、新年、春秋の彼岸、お盆、何も無くても庭に四季折々の花が咲くと何時も夫婦で墓参りをしています。
今日は朝早くから富士霊園に義父母の墓参に行く計画を立てていました。が、フラフラして上手に歩けません……
先日のように脱力しても困るので、仕方無く、ケビンが一人で墓参り。
帰って来たケビン曰く、一人だったので何時もお墓で出逢う裏のお墓のご主人に、私が死んだのか間違われたとのこと。
Г何時もお花を沢山持って一緒にお墓参りに来ていた方が亡くなったのですか?
お線香をもらったこともあります…」と私を偲んで下さった?!
自分では、お線香を差し上げたことなど全く覚えていません……
が墓参の度に何時も良くお会いするので、挨拶は交わしていました。
ケビンが、Г亡くなったのは老母で、何時も一緒に来る家内は体調不良で休んでいる。」と説明。
お墓を綺麗に磨いたり、掃除をしたり、亡くなった故人の話をしたりして
二人でまるで竹馬の友のように、親しく話したとのこと。
富士霊園のように、広大な霊園で隣同士になるのも何か深い縁があるのでしょう。
生きている間のご近所は、引っ越しをすれば解消しますが、亡くなってからの引っ越しは、自分の意志では不可能です。
墓終いになる迄ずっとご近所さんです。
隣の仏様の生前は存じ上げていませんが、何時もお墓参りにいらっしゃる息子さんはとても感じの良い方です。
きっと、穏やかな親子だろうと思います。
良かったですね……御近所が優しい方で
お義母さん貴女は、もう亡くなったのですよ!
貴女が溺愛した義兄一家に「お婆さんは、人を受け入れない人だ。」なんて二度と言われないように、
成仏して下さいね……