天井
新居の和室の天井と御仏壇置き場の天井。
落ち着いた雰囲気の天井は、
日々の生活を静かに見守ってくれるようです。
床の間の天井。
小さな灯りです。
洋室の天井。
ガラスでも、鉄でも無い
普通の壁紙を貼った木の天井。
私は天井知らずの株価の高騰やボロ儲け、
有望な人材登用を阻むガラスの天井を痛感するような出世競争とも全く無縁な平凡な人生を送って来ましたので、
小池百合子女史が言うような鉄の天井なんて言う感覚は全く感じたことがありません。
がこの木と紙の天井の上にも実は鉄の柱が沢山隠れていて、家を守っているのですよね……
天井よりも壁が大変!
これまでの人生で私が突き当たった大変な障害物は、天井よりも壁でした。
私が13才の時に父親が46才で急逝しましたので、常に片親と言うhandicapがありました。
今から50年以上前ですので、シングルマザーと言う言葉は、『後家』です。
就職や結婚ではかなり不利で、不当な扱いを受けて来たと思っています。
父親のいない嫁と言うのは、それだけで、底意地の悪い姑のイジメの餌食です!
見えないガラスの天井どころか、目の前にそそり立っている壁。
越えられなくて、出口を探して悪戦苦闘していたように思います。
壁に突き返されながらも、
光の差す方向を求めて、ずっと歩んで来た半世紀。
壁も天井もなくてはならない、人格形成の要素だったのでしょう。
これからは、 疲れた心身を癒やしてゆっくり寛ぐことに致します!