夢見るタンポポおばさん

富士山麓の風景、花の写真。エッセイ。

富士山に巨大な傘曇

2022-07-20 21:36:14 | 富士山

富士山に巨大な傘曇

2022年7月19日(火曜日)

雨傘の形です。

大きな笠曇の上に小さな笠曇。

お供え餅みたいに二段にくっ付いています。

2022年7月19日(火曜日)自宅から撮影

最初の笠曇   

2022年7月19日(火曜日)

  全体を覆う巨大な傘曇の出来る迄

最初は、

山頂付近に出来た普通の笠曇に、別の小さな笠曇がやって来て、てっぺんに乗っかります。

一番下の写真。

次に、てっぺんの小さな笠曇が、まるで大きな笠曇に吸い取られる様に、くっ付いて一つの巨大な笠曇になります。

真ん中の写真。

最終的には、三角形の巨大な傘曇になっています。

上の写真。

笠曇だけでなく、富士山の雲の形は刻刻と変化します。

    富士山の笠曇

笠曇。傘曇。共にお天気が崩れる時に現れる雲です。

『富士山が笠を被ったら、洗濯物はなるべく早く取り込むこと。』

『笠曇がかかっていたら、学校に雨傘を持って行く。』は山麓住民が子どもの頃から教えられることです。

ただ私の経験では、雨が降らないで風が強くなる笠曇もありますし、

幸い直ぐには雨が降らない時もあります。

何しろお天気ですから、『御天気屋さん』なんでしょう...

 

   笠曇と傘曇の違いは?

私は、普通の笠状の雲を笠曇。

富士山全体を覆う三角形の大きな雲を傘曇と書き分けています。

笠は、三度笠の笠。

傘は雨傘の傘。

と言ったら解っていただけますでしょうか。