国難とも言えるほどの大震災、津波、原発事故。
世界中のメディアが日本の一日、一挙手一投足を注目している。
日本がどこにあるのかさえ知らないような、海外の人々にもあの未曽有の大災害の恐ろしさは映像を通して、伝わっていると思う。
その後の日本の復興は、世界中から注目されている。
その大切な時に、総司令官の首をすげ替えている暇があるのか?
自分たちの権力争いよりも、被災者の立場、国民の気持ちになって頭を冷やして、良く考えて欲しい!
民主主義のルールに則って、選挙で、選ばれた一国の総理大臣なのだ。
血塗られた専制君主でもないし、任務を何にも遂行しないで、途中で仕事を投げ出した良家のボンボンでも無いのだ。
人間の一日は平等に24時間しか無いのだから、神様ではあるまいし、この未曽有の災害の処理を、直ぐに、100点満点は到底無理な話です。
みんなで協力して、持てる力と知恵を出しあって、この困難に立ち向かって行くしか無いと思う。
首相には、優秀な補佐官を付けるしか無いのだ。
細野豪志首相補佐官。
初めて彼が、我が家を訪ねて来た日の衝撃は強烈だった!
まだ30才そこそこの落下傘候補。「本物なの?!」とトンマな質問をしたのが、私と豪志との初会話。
オーラと言うものを見た。我が家の玄関が彼の周りだけ光り輝いていた。
政治家を志したキッカケは、京大生の時に、阪神淡路大震災のボランティアに行き、目の前に埋まっている人を助けるのにも、色々な担当の官庁の管轄があるので許可を取っているうちに、みすみす目の前の人が息絶えてしまうのを何とかしたいと思った。と著書に書いている。
夫人とも、震災のボランティア活動で知り合い結婚。
彼が、水や食物を背負って何往復もする姿を見ていたとのこと。
大物になると言う予感はあったけれど、まさかこんなに早く、これほどの試練に立ち向かって行くことになろうとは、
志した政治家になれたのだから、国民のために、世界の中の日本のために精進して欲しい。
今ほど日本が世界中から注目されている時は無いと思う!
詩集 くじけないで 柴田トヨ
くじけないで
ねえ 不幸だなんて
溜息をつかないで
陽射しやそよ風は
えこひいきしない
夢は
平等に見られるのよ
私 辛いことが
あったけれど
生きていてよかった
あなたもくじけずに
今最も話題の詩人柴田トヨさん99才
白寿の処女詩集
国難とも言えるこの大震災、津波、原発の事故。
日本の母の力強い、99才の励ましです!
少し前まで、交通事故のニュースなどで、70才位でも、老女と表現されていて、とても嫌なかんじ(漢字と感じ)。
私も20年以上前に、当時70過ぎの叔母にパソコンを教えたことがあります。会計業務でしたので、キチンと習得出来ましたよ。
今、50才過ぎの男女にバレエを習う人が増えているそうです。
良いですね!
子供の頃の夢を叶えるなんて!
ピアノや、バレエのレッスンなんて昭和30年頃は、庶民にとっては、夢のまた夢。
海外旅行だって、夢のまた夢だった。
クイズ番組の司会者が、Г夢のハワイへご招待」と毎週叫んでいましたよ。
私が初めてハワイに行ったのが、48才の時。
行ってみたいなと思ってから、40年経っていました。
矢沢宰詩集 光る砂漠 より
雨に思う
いちごの花をぬらしたり
名も知らぬ草々ぬらしつつ
我が心もぬらしたもう
初夏の夕雨淋しかり
何の幸いあらねども
これまで生きるが幸いなり
細かい雨を見出しつつ
ただこれだけの思いなり
雨に思うは、矢沢宰が、15才の時の作品です。
今日の雨に私はこの詩を思いました。
クリスマスの花と思われているポインセチアの花。
五月の雨に濡れて、美しく咲くEnglishroseの紅の花。
クリスマスが命日の亡き父。
父亡き後、決して平穏無事な毎日ではなかった我が人生。
何の幸いあらねども、これまで生きるが幸いなり
ポインセチアの花も、こんなに小さな植木鉢で冬を越し、新しい緑色の小さな葉を沢山つけています。
孫たちが沢山生まれてきてくれて、命のバトンタッチが出来たのが我が人生の幸いなり!
三好達治「南窗集」より
信号
小舎の水車 藪かげに一株の椿
新らしい轍に蝶が下りる それは向きをかへながら
静かな翼の抑揚に 私の歩みを押しとどめる
「踏切りよ ここは......」私は立ちどまる
大学入学直後、熊坂敦子教授の講義で、この詩の朗読を聴いた時は、感動しました!
たった四行の詩で文学の奥の深さを教えて頂きました。
踏切りよここは
蝶々が話しているようでした!
当時先生は今の私位の年齢だったのでしょうか?
聡明さに加え、美しく、可愛らしい女性でした。
右手が不自由になって、写真を撮っても、手ブレが酷くて、いわゆるピンボケの写真が沢山出来る。毎日大体平均して、100枚撮影しても、気に入ったのは、10枚位しか撮れない。
ブログを始めてから、リハビリのつもりで、あちらこちら撮影している。
花の記録を残そうと思っていたところ、昆虫も沢山映っていた。
都忘れの花に蝶々。
カルミヤにカナブン。南天にテントウ虫。
遊びに来た孫たちがキーボードで、弾いているのは、『ちょうちょう』!