墓前の会話 感激編
春のお彼岸なので、今日も墓参での出来事の話です。
時 今から15年前の、平成14年春のお彼岸。
場所 静岡県沼津市の私の先祖のお墓
経緯
その年私は、営業の仕事で年度末の売り上げ高のコンテストで全国で一位になれるかどうか微妙なところでした。
前年度は全国で八位でしたので、二位でも大躍進と言う位置です…
生活の為と言うよりも、自分の楽しみで始めたファッション関係の仕事でしたので、
正直なところ、営業成績の順位に欲はあまりありませんでした。
自分の知識やセンスでみんなを綺麗にしたりして、幸せにしてあげたい!
そして自分も色々な事を見聞して、もっと勉強したいと思って毎日張り切って働いていました。
美と健康をテーマの仕事が私に合っていたらしく、努力と工夫で結果が出ていました。
が周囲の協力なくしては、ベスト10は難しいことです。
私には姉妹も無く、娘もいません。
頼りの母親も亡くなって、12年も経っていました…
山陰地方で頑張っている二位の方が大きな数字をあげたらしいと言う連絡が営業所から入って
万事休す。
『また来年頑張ろう!』と気持ちを切り替えて、御先祖様や父母、祖父母、夭折した姉等の眠るお墓に向かいました。
リリリーン
お墓に着いてお花をあげるやいなや
突然携帯電話のベルが鳴りました。
エッ
天国の母親から電話?!
ギョッとしました。
まさか、そんな訳無いでしょう。
電話は大学時代の親友からでした。
私よりも一つ年下ですが、私はしっかり者の彼女を姉のように慕っているのです。
Гこの間の話だけど、買ってあげる。だって、貴女昔から、何時も頑張っているんだもの。
私の二倍人生を生きているタンポポさん」
本当に、嬉しくて感激しました。
彼女だけでなく、色々な方々の助け舟のお陰様で、全国で一位になれました!
仏様って、何時も案じて見守っていて下さるんだと確信した出来事です。
街中の家の庭にて
ペチコート水仙