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こんにちは。
リアルタイムにいろんな事件が世の中で発生している2013年の2月です。
時事問題にも関心を持って、質問を受けたときに自分なりの考えをまとめておくことも必要だね。
情報収集をキーワードにいってみよう☆
★★★定期更新は★★★
原則週2回(水・日)+増刊で予定です。
2月もがんばっていきましょ。
★★★☆☆☆☆★★☆☆
◆就活のリテラシー
大学のキャリア教育の授業やセミナーで聞いたことがあるかもね。
「リテラシー」という言葉。
※※※※
新聞を読んでも分からない世の中の動きがたくさんある。またマスコミ以外からの雑情報をできるだけ広く仕入れる必要がある。雑情報を言い換えると、それは「物事を理解する下地」で、この下地が「リテラシー(読解力)」になる。
雑情報をたくさん持っていれば、断片的な情報を入手しただけで類推が働き、「この結果は、あの原因があったからか」と連想できる。
※※※※
日下公人「日本精神の復活」PHP 2013年から
雑情報ということを「広範囲の興味・関心」と置き換えて説明してみよう。
◆私鉄の相互運転の背景
身近な話題から書いてみるよ。
たとえば首都圏に住んでいる人ならば、こんなニュースを知っていると思うんだ。
「2013年3月16日から東急東横線と東京メトロ副都心線、西武有楽町線・池袋線、東武東上線が相互直通運転を開始する」
(副都心線)
渋谷の街では、相互直通運転の新駅の工事も最終段階だね。
乗り換えせずに目的地まで電車で行けるということだ。
便利になるとは思うけど、どうして今こういう運転をすることになったんだろう?
ここに興味を持って調べてみると、世の中のいろんなことが見えてくるかも。
◆審議会答申の動き
鉄道ファンは知っているかもしれませんが、こういう背景があります。
※※※
これらの事業は鉄道会社同士だけで事業を進めているのではなく、ほとんどが旧運輸省の政策審議会の答申に基づく国の施策でもある。
成熟した日本では、「今後は従来のような輸送需要の大幅な増加が期待できない」ので、長い新路線の開業は減るが、「既設路線を改良し高度利用を図る」ため、近接する鉄道路線をつなげたり、貨物路線を活用したり、少ない投資で高い効果が得られる施策を推進する。
※※※
「徹底解析 最新鉄道ビジネス2013」洋泉社Mook から
鉄道会社同士が相互乗り入れをするのは、単に鉄道会社同士が話をしたのではなくて、相互乗り入れを推進させようとする国の施策があるわけだね。
→審議会の答申に基づく国の施策というのは、鉄道だけではなくあらゆる場面で我々の生活にかかわってくるものなんだ。
◆個々の出来事を束ねる全体の動き
tarebonが大学勤務の頃。ある私立大学の事務局長からこういうフレーズを聞いたことがあります。
「大学で事業計画を作るときは、文部科学省の審議会で検討されている事柄をいち早くキャッチして、それに対していつでも備えておくことが重要になる。大学の生き残り戦略は審議会の情報収集がポイントなのだ」
→審議会答申が出されてからあわてて準備したのではもう他の大学に出遅れてしまうということでした。
~・~・~・~
いろいろな業界のトップにある省庁の意向・審議会の答申をリサーチしておくことで、ある程度近未来の動きも察知できるというわけだね。
大手企業で経営戦略に携わる部門の人たちは、市場分析、商品開発や顧客の開拓ということのほかに、こういう省庁の動向もリサーチしているものなんだ。
国の動き、国の考え方を知っておくことは、仕事選びでも大切なことだと思うよ。
細かい情報収集ということよりも「個々の出来事を束ねる全体の動き」に注目していこう。
~・~・~・~
国の動き、省庁の政策、そして審議会答申。
こういうニュースを押さえておくことで、初めて個々の会社の動きが見えてくることがあるよ。
なぜこの会社は「こんな戦略をたてているのか」
なぜこの会社は「こんな新規事業を目指すのか」
その会社だけ見ていても見えてこない部分は、業界全体や国の動きを調べてみると見えてくる。
視野を広げて「全体の動きを押さえる」心がけを持ってみましょ☆
ということで。じゃあまたね。
☆アメブロユーザーは就活の息抜きとコミュニケーションにどうぞ☆
東京メトロ・リラックマ線が行く~tarebonkumaのブログ~
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時事問題にも関心を持って、質問を受けたときに自分なりの考えをまとめておくことも必要だね。
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「リテラシー」という言葉。
※※※※
新聞を読んでも分からない世の中の動きがたくさんある。またマスコミ以外からの雑情報をできるだけ広く仕入れる必要がある。雑情報を言い換えると、それは「物事を理解する下地」で、この下地が「リテラシー(読解力)」になる。
雑情報をたくさん持っていれば、断片的な情報を入手しただけで類推が働き、「この結果は、あの原因があったからか」と連想できる。
※※※※
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雑情報ということを「広範囲の興味・関心」と置き換えて説明してみよう。
◆私鉄の相互運転の背景
身近な話題から書いてみるよ。
たとえば首都圏に住んでいる人ならば、こんなニュースを知っていると思うんだ。
「2013年3月16日から東急東横線と東京メトロ副都心線、西武有楽町線・池袋線、東武東上線が相互直通運転を開始する」
(副都心線)
渋谷の街では、相互直通運転の新駅の工事も最終段階だね。
乗り換えせずに目的地まで電車で行けるということだ。
便利になるとは思うけど、どうして今こういう運転をすることになったんだろう?
ここに興味を持って調べてみると、世の中のいろんなことが見えてくるかも。
◆審議会答申の動き
鉄道ファンは知っているかもしれませんが、こういう背景があります。
※※※
これらの事業は鉄道会社同士だけで事業を進めているのではなく、ほとんどが旧運輸省の政策審議会の答申に基づく国の施策でもある。
成熟した日本では、「今後は従来のような輸送需要の大幅な増加が期待できない」ので、長い新路線の開業は減るが、「既設路線を改良し高度利用を図る」ため、近接する鉄道路線をつなげたり、貨物路線を活用したり、少ない投資で高い効果が得られる施策を推進する。
※※※
「徹底解析 最新鉄道ビジネス2013」洋泉社Mook から
鉄道会社同士が相互乗り入れをするのは、単に鉄道会社同士が話をしたのではなくて、相互乗り入れを推進させようとする国の施策があるわけだね。
→審議会の答申に基づく国の施策というのは、鉄道だけではなくあらゆる場面で我々の生活にかかわってくるものなんだ。
◆個々の出来事を束ねる全体の動き
tarebonが大学勤務の頃。ある私立大学の事務局長からこういうフレーズを聞いたことがあります。
「大学で事業計画を作るときは、文部科学省の審議会で検討されている事柄をいち早くキャッチして、それに対していつでも備えておくことが重要になる。大学の生き残り戦略は審議会の情報収集がポイントなのだ」
→審議会答申が出されてからあわてて準備したのではもう他の大学に出遅れてしまうということでした。
~・~・~・~
いろいろな業界のトップにある省庁の意向・審議会の答申をリサーチしておくことで、ある程度近未来の動きも察知できるというわけだね。
大手企業で経営戦略に携わる部門の人たちは、市場分析、商品開発や顧客の開拓ということのほかに、こういう省庁の動向もリサーチしているものなんだ。
国の動き、国の考え方を知っておくことは、仕事選びでも大切なことだと思うよ。
細かい情報収集ということよりも「個々の出来事を束ねる全体の動き」に注目していこう。
~・~・~・~
国の動き、省庁の政策、そして審議会答申。
こういうニュースを押さえておくことで、初めて個々の会社の動きが見えてくることがあるよ。
なぜこの会社は「こんな戦略をたてているのか」
なぜこの会社は「こんな新規事業を目指すのか」
その会社だけ見ていても見えてこない部分は、業界全体や国の動きを調べてみると見えてくる。
視野を広げて「全体の動きを押さえる」心がけを持ってみましょ☆
ということで。じゃあまたね。
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