フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

le pays du soleil-levant

2018-12-06 08:40:00 | Weblog

le pays du soleil-levant 日昇るところの国と訳すらしい。古くは「陽昇るところの天子、日没するところの天子に書を送るつつがなきや」と蘇我入鹿じゃなくて聖徳太子が言ったとか。聖徳太子は実在が怪しくなってるから教科書では教えないけどその頃の大王といえば蘇我入鹿じゃないかと思っている。なぜ蘇我入鹿は暗殺されたのか。なぜ蘇我家は断絶されたのか。古代のジェノサイド。権力闘争の凄まじさを「勧善懲悪」に仕立てて勝った方の倫理で歴史が作られていきます。それを教え込まれるわけですから今韓国が教科書で反日を教え込んでいるということをあまり非難できません。が、勝手にやったら位のもんかな。そんなの本当じゃねぇと分かっているから。でも凄い年月が経てばみんなそうだと信じるだろう。歴史ってそういうもんだと思う。分からなくなってしまえばこっちのもんだとばかり「白を黒だと言いくるめる」のはわけがない。だから正史というのはちょっと怪しい。見てきたように書かれているのはもっと怪しい。となると事象面だけが正しく「日昇る国」は正しく日本だ。その日昇る国に触発されて東京でディオールがファッションショーを開いたというのを聞いてナンカうれしくなって「日昇る国」の気概を持たなくてはと思った時、蘇我入鹿の無念を思った。何故なんでしょうね。物部氏を滅ぼしたのが蘇我氏、蘇我氏を滅ぼしたのが藤原氏、藤原氏から天下を奪ったのが平氏、平氏を滅ぼしたのが源氏、源氏から足利氏、織田氏、豊臣氏、徳川氏。権力争いといえばそれまでですけどその都度、勝った方に都合よく歴史が塗り替えられてますから本当のことなんて一切わかりませんね。そう言えば秦氏というのもいましたね。みんなどこでどう散らばっていまだに権力闘争してるのかな。

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