ターナーの「ウォルトン橋」という油絵がイギリスで買い手が見つかるまで輸出禁止。ちょっと忘れたけど4.3百万ポンドなのかなユーロなのか。凄い値段には変わりない。ターナーは水彩の神様みたいに言われてるけどこの絵を見る限り水彩も油絵もほとんど変わらない。当たり前だろうけど同じタッチだ。と変なことに感心してた。この絵が海外に出て行くとなればイギリス美術界の損失なんだろうが莫大な外貨を稼ぐと言えば稼ぐわけでイギリスにとっては痛しかゆしだろうね。それでも一応大臣が禁輸処置をしたことは喜ばしい。中国の金持ちなんかに買われたら投機の対象にしかならないからね。日本の美術館が買えばいいのにねと思ったりもして。このところ世界の美術界は盛況だからね。中国の贋作村も忙しいだろうな。中国の場合は贋作と言えどもスゴイ技術で携わる人もアーチストで独立できると思うんだけど共産主義だから自由にやらせてもらえないんだよね。なんせ人口が多いから競争もすごくてなまじっかの腕では贋作者にもなれないって。何という国なんでしょうね。個展も開けない凄腕の絵描きがゴロゴロなんてもったいない。ニューヨークでもどこでも飛び出せばいっぱしの絵描きになれるんじゃないかなと思う。友達が行ってる高知の油絵教室に大阪在住の中国人が参加してるけど彼の絵は写実で中国人の匂いはするけれどその教室ではトップクラスに上手い。そのまま描くというのは中国人独特の才能があるんだろうか。日本人ならこうはいかねぇと展覧会で見るたんびにそう思う。多分、どこかの有名公募展で彼の名を聞くことになるだろう。日本の美術界もうかうかしてられないね。いつまでも大作主義じゃ置いて行かれるよ。ヨーロッパでは絵のサイズは関係なく「ウマいかヘタか」で決まるんだからね。それでも最低30号以上って規定はあったっけ?大きい絵は描くのは気持ちいいけど描いた後の保管場所がね、小さい家だとないんだよな。だから描けないとブツブツ。絵具は一応揃えているんだけどね。
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