tarpin翁のスローライフ

福井県奥越地方、季節のたより、ガーディニングなど、
写真日記・・・そして・・・。

大雨の参禅会

2008年09月21日 | 坐禅会
月例参禅会、この時期になると家を出るときは、まだ薄暗い。
ことに雨天となると、ことのほか薄暗さはひとしお。

鐘3つで始まるスタートの合図は、
外が薄暗いだけに、蝋燭だけの禅堂を
神秘な時間への入り口?を思わせる。

外は、入堂前からの大雨、少しうるさいほどの雨たたきの音。
聞くとなしに座っていると、
老師の話題はやはり「雨の音」、ひざの上で結んだ、
両指の輪(法界定印、ほっかいじょういんと読む)
に意識を置くのであるが、
「しばらく、雨の音に意識をおいてみては?」との由。
いつもと、違ったひと時でした。

一宗一派に偏らないと説いた、お釈迦さんの言葉にこんなのがありました。
 「聞きおれば、己を想う、(軒の雨たたきの音)」
( )内は、今日は、雨たたきでありましたが、
「草むらの虫の声」等とも、
今ある私は「己か、雨なのか?」など、何にでも自分と見比べる語ともなっています。
薀蓄ありますね。

コメント (2)
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