新年まで後2日になりました。
新年の設えは、昔とは随分簡素化され、方法も自由な形になってきています。
それでも玄関「注連飾り」、座敷の「三宝と鏡餅」、新年用の「お軸」、
其の他は、今日30日取り替えました。
すなわち正月飾りの「一夜飾りを忌み嫌う」風習は、
我が家でもあるからです。
今、こんな風習だけでなく、注連飾りも付けないお宅も有るようですから、
それがどうというものではありませんが、
なんとなく「新しい年の始まりの日」、一区切りと言うことですから、
我が家では続けています。
「何時からあるのでしょう。
予期せぬことで起こる「葬儀の飾りつけ」が一夜でしなければならないことに比して、
おめでたい新年の飾りは、「一夜にしないこと」などの故事によるとも。
床の間のお軸は、
例年、野村徳庵(野村財閥の創始者・徳七翁)直筆の「日の出」だったのですが、
今年は、山内直枝氏(大正時代の女流画家、尼僧、我家の4代前の縁者)
の直筆「日の出と越前万歳」を飾ってみました。
こちらは「三河万歳」です。
玄関のウエルカムです。
獅子舞が2匹居ることに成ります。
此れで、新年の朝、「お神酒をそれぞれの徳利に注ぐ」と、
新年を迎えられそうです。
私の書斎の新年。やはり「山内直枝」さんの短冊です。