鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第252回】 見学会を開催するにあたって

2011年09月09日 | 住宅コンサルタントとして
大昔のこの業界の現場見学会というのは、本当にひどいものでした・・・。

見学会当日に足場がかかったまま、という現場も見たことがありますし、
外構未完成のまま、見学会を開催しているのが当たり前だったような気がします。

また、会場の中に着座スペースが全く無いか、あっても1箇所で、
ただ建物を見ていただくだけ。
もしくは床に正座して座っていただくとか・・・。

カーテンも家具も何も無い建物をお客様に見ていただく、ということも
結構普通だったような気がします。

しかしながら、イケてる会社の見学会は、レベルが異なります。

まず、外構は完成した状態で行っています。
もちろん、カーテンと照明は全室ついています。

更に家具もコーディネートされていて、来場されたお客様は
この家での生活をイメージできるようになっているのです。

更に家の中に3~4箇所着座スペースがあり、
更にその着座スペースの上には整理されてツールが並んでいるのです。

また構造のことや過去の施工実績の写真なども会場の中に展示されているのです。

こういう状態をつくるのにボトルネックになるのは、家具の問題です。

お客様の家具を事前に搬入していただくことは非常に難しいです。
また、家具の場合、建物とのコーディネートが重要で、
品のある家具を置かなければ、見栄えが落ちてしまいます。

そこで重要なのが、素敵な家具屋さんとの提携になってきます。

昨日はとあるエリアで勉強会をやっていたのですが、その地域の素敵な家具屋さんを
勉強会のメンバーの方にご紹介させていただきました。

メンバーの中の1社が、モデルハウスを直近でオープンするのですが、
まだ家具にまで手が回ってなく、勉強会の会場で直接家具のお打合せをされていました。

う~ん、企画をさせていただいた側としては、とても嬉しいシーンでした。

お客様は、忙しい中、時間を使って見学会にご来場されるのです。
ですから、やはり建物は最高の状態でお見せする、というのが当たり前だと思います。

良い家具屋さんと提携して、どの現場もコーディネート完璧で見学会をしたいものですね。
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