【第２５５回】 現地に実際に足を運ぶこと

昨日、一昨日と以前から一度も行ったことのないエリアに調査に行っていました。

クライアント、勉強会のメンバー、その他の方々から

「あの会社、いいよ！」

と教えていただくと、まずは現地に足を運ぶようにしています。

そして自分の目で見て、自分自身の感性のフィルターを通したことだけを
いろんな方々にお伝えするようにしています。

このお仕事をさせていただいていますと、本当にたくさんの情報が入ってきます。

そして今の時代、成功している会社というのは、共通のポイントがあって、
そのポイントを自社の社内に持っていただくことが出来れば、業績は大抵上がります。

いろんな企業とお付き合いをさせていただくことで、自分の中に成功企業のルールが出来、
どうすればクライアントの業績が高まるのか、ということが分かるようになるのです。

そしてそういう状態になると、コンサルタントはクライアントの数が非常に増えてきます。

しかしながら、自分の中に業績アップの法則が出来ると、
人間は弱いもので進化が止まるというか、それ以上新しい情報を仕入れることをしなくなります。

日々のコンサルティングで忙しく、さまざまな事例を調べる時間がなかなか確保できなくなるのです。
もしくは、業界の全てを知ったような感覚を持つ人もいます。

しかしながら、世の中、それからお客様の嗜好は常に動いています。
今、最新のノウハウ、情報でも、それはいつの間にか陳腐化します。

忙しい時に、どれだけ自らに付加をかけることが出来るかが、とても重要です。
順調な時に、何とか時間をつくり、たくさん勉強することが大切なのです。

人気が出たときに調子にのって、自らの精進を怠ってしまうと、
その人気は一瞬で崩れ去ります。
そんな事例をこれまでたくさん目にしてきました。

そういうことにならないよう、いかにして時間をつくり自分の目でモデル企業を見るか、
ということにこだわりたいと思います。

そして、鮮度のよい情報をクライアントの皆様にお届けし、
成長し続けるためのきっかけ、ヒントをご提供出来ればと思っています。

トップ営業マンの思考も、実は全く同じです。
受注が順調で、時間が無い営業マンほど、
時間が無い中でいかに次の手を打つか、ということにこだわっているのです。

順調な時ほど、仕事の量を増やしたいものですね。