鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第249回】 お客様のことをどの程度理解出来ているか?

2011年09月06日 | 住宅コンサルタントとして
信頼関係が無い状態でクロージングに入っても、まず契約出来ることは稀でしょう。

信頼関係が無ければ、人は目の前の人のアドバイス・忠告を真剣に受け止めないものです。

契約率が高くない営業マンに多いパターンですが、
お客様との人間関係を構築せずに、
資金計画提案→土地紹介→プレゼン→クロージングという流れをただ回しているのです。
しかも、本人はそれでいいと思っているので、一向に営業スキルは上がらないのです。

資金計画提案や土地紹介をしながら、お客様と人間関係を構築することが出来る人もいます。

一方、資金計画提案や土地紹介の際に、
そのことしかお客様とコミュニケーションをとらない営業マンもいます。

これでは、お客様との人間関係・信頼関係が構築できるわけがないのです。

では、お客様との人間関係を構築する上で、大切になっていくることは何なのでしょう?

その答えの1つに、

「どれだけお客様のことを営業マンが理解出来ているか?」

ということがあります。

人間関係の構築が下手くそな営業マンは、ビックリするくらいお客様のことを知りません。

ご主人がどんなお仕事をされているのか?
奥様が日々困っていることは何か?
将来的にどんな人生を過ごそうとお考えなのか?
ご夫婦の趣味は何か?
お子様がハマっているものは何か?
ご主人と奥様はなぜ結婚したのか?

こうしたことを理解せず、粛々と資金計画や土地紹介をやって、プレゼンしているのです。

「そりゃ、決まるお話も決まらんだろ!」と思ってしまいます。

お客様との人間関係をはかる1つのバロメーターは、
お客様のことをどれだけ理解しているか、ということなのです。

お客様のことを理解するために、どんなことに取り組めばいいと思います?
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