鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第1309回】 再来場のお客様が少ない住宅会社は要注意

2014年08月01日 | 住宅コンサルタントとして
商売で最も大切なことは何か?

いろんな考え方があるかと思いますが、個人的には

「自社を応援して下さるお客様をどれだけたくさんつくることが出来るか?」

ということだと思っています。

応援というと、ちょっと大げさかもしれませんが、要は

「あの会社、感じ良いよね!」
「何か、あの会社、好きなのよね~」
「また今度、行きたいよね~」

と思っていただけることも、個人的定義では応援に含まれます。

お客様に応援してもらっている住宅会社の特長は、
イベントごとに再来場のお客様、OB様の来場が多いことです。
当然、何度も足を運んで下さっている訳ですから、とても良い空気を会場内で出してくれています。

そしてそういう良いお客様の醸し出す雰囲気が溢れている中、
新規のお客様に来場していただく訳です。
すると、「何かこの会社、ええ雰囲気やん!」と新規のお客様にも感じていただける訳ですね。

こうしたことを愚直に繰り返していくと、
見学会などのイベント開催時に、いつもにぎわっているようになります。

靴が玄関に入らない。
会場の中が笑い声でいっぱい、楽しそう。
そういう状況をつくることが出来ている会社の業績は、絶対に良いのです。
しかも目先だけ良いということではなく、中期的に安定していきます。

逆にいつその会社の見学会やモデルハウスに行ってもスカスカ、という会社は、
ドンドン商売がやりにくくなっていきます。
そういう会社の特長は、

・公開している建物に見どころが無い。飽きられている。
・接客が良くない。会場内に良い空気が流れていない。

のいずれかです。
(その両方を兼ね備えている会社は最悪です)

商品力はもの凄く大切ですが、今の時代はそこに接客時の雰囲気の良さが不可欠です。

わざわざ時間を割いて来て下さったお客様に、感謝の気持ちを持つ。
その気持ちを忘れずに、お客様の要望に寄り添う接客をする。
来場時からお見送り時まで、一貫して感謝の気持ちを持ち続ければ、
それはお客様の心に届くと思います。

そういうことが出来る会社が素敵な建物を建てて公開していくと、
お客様が溢れるようになるのです。

もうチラシの出来だとか、SEOだとか、そんなの関係ないのです。

皆さんの会社は再来場のお客様の来場は多いですか?
コメント
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