鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第1324回】 初心を忘れない

2014年08月16日 | 住宅コンサルタントとして
今年はなかなか時間が取れず、調査量は過去最高なのですが、
読書量は過去最低の状況となっております。

そこでこの休暇の間、生き方や考え方の原理原則を教えてくれる本を読み返すことに・・・。

私が個人的に初心に戻る際に読む本は、斎藤一人さんか上甲晃さんの本です。
久しぶりに「続・志のみ持参」を読ませていただきました。

その中で、「初心」について、上甲さんがこうおっしゃっています。

「どんな小さな仕事でも『ありがたいな』と思う気持ち、これ、すなわち『初心』です」
「『初心』というのは、どんな小さな仕事にも真心を込められるということです」

と。

例えば、リフォーム事業を立ち上げた時、網戸の張替のような小さな仕事でもありがたい、
と思ってお客様に向き合えたことがある方も多いと思います。
しかしながら、事業が順調に成長し、スタッフも増えてくると、
金額の大きな案件には一所懸命対応しますが、小さな工事だと面倒に思ったりする会社も多いと思います。

タクシーに乗った際も、長距離だと運転手さんの機嫌が良かったりしますが
近距離だと途端に機嫌が悪くなったりする方もいます。

これって、初心を忘れているんですね。

「小さい仕事だと割に合わない」などと、目先の損得だけを考えて商売をやっていると、
運も味方しないし、何よりお客様に応援していただけなるお店になってしまうでしょう。

松下幸之助さんは

「そんな目先の損得で考えていたら、商売は行き詰るで。
商売は回り回って来るもんや」

とおっしゃっていますが、まさしくその通りだと思います。

小さな仕事でも、心を込めておこなう。
小さな仕事でも、感謝の気持ちを込めて対応する。

独立した頃の初心を忘れず、私も目の前の仕事に感謝して、仕事に向き合いたいと思います。
コメント
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