鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第1327回】 「自分以外の方ならどう感じるのか?」を感じられるのが大人

2014年08月19日 | 住宅コンサルタントとして
子どもの大人の違い。
それは、「自分はこう思うけど、相手の方はどう思うのだろう?」と感じられるかどうかだと思います。

周囲のことなど考えず、「自分はこう思う」「こうしたい」と自分のことばかり考えるのが子ども。
相手の方、周囲の方のことも考え、それらと調和することを考えながら行動・発言することが大人。

今の日本には、年齢は大人だけれども発想や行動が子どもの方が非常に多いと思います。

ヨーロッパに行くといつも感じますし、現地で活躍されている方とお話をしても思うのですが、
日本人のように非常識な要求をお店や企業に要求する人ってほぼ、いないそうです
(アメリカは別かと思いますが・・・)

飛行機の中でCAさんに文句を言う奴も見たことありません。
(日本人で文句を言っている人を見たことは複数回あります)

お店で吠えている人も見たことがありません。

モンスターといわれるお客様や親は、見たことが無いと、現地に住んでいる方から教えていただきました。
ヨーロッパの方は、大人だなぁ、といつも感じてしまいます。
(観光で来ている中国人の団体などはひどいですが・・・)

会社で自分の感情を思いっきりさらけ出す。
周囲の方にどんな影響を与えているのかなんて考えない。
チームの和を考えられない人が、残念ながらいるのです。

また、自分がやったことがどう相手に受けとられるのかを全く考えられない方もいます。

伝えたことが重要なのではなく、「相手にどう伝わったかが重要」というのが
ビジネスの世界では常識的な考え方なのに、

「私はこういう思いで行動しました」

と自分のことばかり主張しても、何も生まれませんし何も変わらないのです。

更には、自分が思っている通りに世の中も周囲も動かないということが当たり前で、
その中でどうバランスを取って生きていくのか、仕事をしていくのかが重要なのに、
思い通りにいかないのは周囲が悪いからだ、というような危ない考えを持っている人もいたりします。

他の人の考え方や価値観を学ぶ、という謙虚な姿勢・考えで、
自分とは異なる考え方を学んでいくことで、大人になれます。

だからこそ、人間は一生、学ばなければならないのでしょう。

勉強嫌い、読書嫌いというのは、本当に損だよなぁ、と思う今日この頃。
皆さんは、自分と考え方や価値観が異なる方から学ぶことが出来ていますか?
コメント
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