鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第1335回】 お客様の気持ちやニーズを経営者が分かっているか?

2014年08月27日 | 住宅コンサルタントとして
これは厳密に言えば、経営者に求められる要素ではないかもしれません。

特に大きな企業になればなるほど、大して必要ではないかもしれません。

でも、中小企業にとって、経営者に欠かせない要素であります。

それは、「お客様の気持ちやニーズを経営者が分かっているか?」ということです。

イケてる会社の経営者は、やはり自社のお客様が何を求めているのかをよく分かっています。

これは経営者だけではなく、ビジネスパーソンも同じなのですが・・・。

とにかくイケてない経営者、イケてないビジネスパーソンは、自分の主観でしか物事を考えられないですし、
イケてる経営者、イケてるビジネスパーソンは、お客様の気持ちやニーズを分かっているのです。

だから戦略も的を外さないのです。

経営の原理原則は、

「変転する市場と顧客の要求を見極め、これに合わせてわが社をつくりかえることである」

という、一倉定先生の言葉が表している通りです。

その変転する市場、更には顧客の要求を社内の誰かが、もしくは外部の誰かが理解して、
それをベースに経営判断をしなければ、経営は正しい方向に向かっていかないと思います。

自分が理解出来なければ、そこが分かる人の意見を素直に受け入れる心を持っているかどうかが、
イケてる経営者かどうかの分かれ目だと思います。

イケてる経営者は、そこを分かっていないことをよく理解していて、
その部分に長けたスタッフを必ず幹部に加えています。

一方、イケてない経営者は自分の主観でしか判断しないのですね。
自分が顧客の要求を見極められていると思いこんでいたりします。

皆さんの会社は、変転する市場を把握し、お客様の要求を見極めることが出来ていますか?
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