鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第1328回】 感覚に頼らず、科学的な営業を!

2014年08月20日 | 住宅コンサルタントとして
前々職の時代、私は純粋な営業マンでした。

その会社で営業の基礎を徹底的に教えていただいたのですが、
本当に良かったのは、とにかく報告書を書く機会をたくさんいただけたことです。

その報告書の中で、PDCAサイクルがしっかりと回っていないと、
更には感覚値ではなく具体的な数値が入っていないと、厳しく指導をしていただけました。

それを面倒くさいと思っていた営業マンもいたかと思いますが、
私は本当に勉強になるし、何より自分の頭の整理になると思っていたので、
報告書や資料作成に関して、手を抜いたことはありませんでした。

当時、本当に良い上司に恵まれていたこともあり、
報告書を発表して、褒めていただくことがとても嬉しかった、ということもありますが・・・。
(←子どもです)

で、結果も出していたこともありますし、分かりやすい報告書を作成していたこともあり、
北海道から飛行機に乗って、東京の本社で役員を前にして発表する機会も
いただいておりました。

自分自身が報告書作成が結構得意で、帳票をつくるのも得意なので、
コンサルタントになった当初はいろんな帳票を作成し、クライアント様に提案していました。

ただこの業界、書式にまとめることや数値で管理することが苦手ですよね?
私自身の力不足もあり、なかなか提案しても実行していただけないことが続き、
私自身の中でも本当に記入が簡単な帳票で最低限のチェックしかしなくなってきていました。

しかしながら、昨日お伺いしていたクライアント様で、
お客様との商談をしっかりと報告書に記録し、
問題点を見える化しながら1回1回の商談をしっかりとやっていくように改革したところ、
格段に問題点が見え、商談が深くなった事例をご報告いただきました。

そのクライアント様の営業スタッフは皆、若手さんですので、
帳票にしっかりと商談記録をまとめることで、頭の中が整理されている様子。

その成果も数字にしっかりと表れています。
本当に素晴らしいことです。

家を建てるお客様は、人口減の影響を受けて、確実に減ってきます。
その中で、やはり商談の制度を高めなくてはなりません。

そのためにも、科学的な営業をやっていかなくてはなりません。

感覚に頼らず、科学的な営業をやっていきましょう!
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