鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第1316回】 自分の伝手だけで仕事を得る危険性

2014年08月08日 | 住宅コンサルタントとして
私自身の考えですが、自分の友人や親せきに対し、
商品やサービスを売りたくはありません。

人付き合いがあまりうまくないので、商売の失敗が原因で
それまでの人間関係が崩れるのが怖いと心のどこかで思っているのかもしれません。

仕事が入口で知り合い、その後プライベートでも仲良くさせていただいている方もいますが
その逆は全くありません。

一方、住宅業界では、自分の人脈をフルに活用して、
お仕事をいただいている会社、個人の方もそこそこおられます。

ただ、個人の人脈って、普通、限界があると思うのです。
しかも、誰でも個人の人脈を構築できるかというと、そうではありませんよね?

人付き合いが苦手な人もいるし、
例えば家族が病気にでもなって、限られた時間の中で仕事をしなくてはならなくなった際は
人脈頼りの商売をやっていると、人と接する時間が激減するので受注も激減します

ゆえに個人の人脈だけに頼った商売だけでなく、
新規の方との出会いが自然と増えていくようにしておく必要があるのです。

そのためのマーケティングですよね?

30代、40代は自分の人脈である程度、仕事をいただくことは可能だと思いますが、
それが50代、60代と年齢を重ねてくると、ネットワークが一気に狭くなります。

中期・長期的視点で、自分達の商売を考え、先天先手で手を打っていく必要があるかと思います。

そして個人的には、自分自身が仕事に困っていないからこそ、
お客様のことを全力で考えられると思っています。

今のお客様のことを考え、全力で取り組むためにも、目先の仕事に困らないようにしておきたいですね。
コメント
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