鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第2992回】 ロクに仕事もしない人を見れたおかげで・・・

2019年03月10日 | 住宅コンサルタントとして

私が社会人になった1996年から2000年頃までというのは、

今と比較すると本当に景気が良かった時代だと思います。

 

というのは、当時勤めていた会社に、

ロクに仕事もしないで、しょっちゅう出張ばかりしている、

商品スタッフという方がたくさん居たからです。

 

人柄は良いのですが、支店の本部から営業所に来て、

一般の営業マンと同行をするのですが、

まあお客様のところにお連れしても、

カタログに載っている程度のことしか言えないんですね。

 

で、夕方になると、仲の良い人と飲みに行く話ばかりしている。

 

正直、商品知識も大したことなく、

お客様の潜在ニーズの把握も、

それに対する解決策提案も、

何も出来ないのです。

 

「こんな仕事もしないオッサン、何で必要やねん!」

 

と、当時、鼻息が荒かった私は思っていましたし、

私自身、こういう人と同行を断っておりました。

 

お客様のところにお連れしても、

お客様の貴重な時間を奪うだけですから・・・。

 

でも今になって思うと、そういう先輩を見ていたおかげで、

若い頃に自分なりに決められたことがあるのです。

 

それは、

 

「あんな40代、50代にはなりたくない!」

 

ってことでした。

 

楽な方ばかり選択した生き方をすると、

若い頃から手を抜いて仕事をしていると、

40代、50代になった時に悲惨なことになる。

 

若いスタッフさんから

「あいつ、何でいるねん!」

と思われるようになる。

 

そうなりたくない、と思った私は、

20代の頃に徹底的に量をこなすことにこだわり、

更にいろんな本を読み始めることになったのだと思います。

 

そのあけげで、今があると思っています。

 

若い頃から手を抜くと、どういう未来が待っているのか?

逆に若い頃からコツコツと努力をすると、

どんな風に自分の人生が変わっていくのか?

 

こういう話を子どもに対して出来るのも、

自分が若かりし頃に、いろんな方を見ることが出来たおかげだな、と思います。

 

どんな環境からも、人は学ぶことができると思います。

 

今の環境から、どんなことを学んでいるでしょうか?

コメント
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