鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第2999回】 過去の成功体験が邪魔をする

2019年03月17日 | 住宅コンサルタントとして

設計事務所で工務店の機能がある会社が、

業界内で伸びています。

 

デザインセンスが抜群。

そして自社で設計したものを

社内の設計と工事担当が直接打合せし、施工管理を行う。

 

設計のノウハウに加え、施工のノウハウも蓄積されていくので、

デザイン性を高めながら建物の品質もそれなりに維持できる。

 

ゆえに業界内でここ10年弱の間、

成長してきたのだと思います。

 

しかしながら、その先の競争が既にはじまっています。

 

設計センスがどれだけ高くとも、

これからの時代、そこだけではお客様の支持があつまりにくくなるでしょう。

 

デザインセンスでは無い、異なる要素で圧倒的に差をつけた会社が、

次のブームとなっていくことでしょう。

 

弊社のクライアント様と構築している、住宅業界の新業態。

 

いよいよ、その理想系が完全にこの春、OPENします。

 

これまで設計センスのみで市場内で地位を築いてきた会社で、

トップの頭が完全に単なる設計士のタイプだと、

この新業態の前では相手にならないでしょう。

 

過去の成功体験が邪魔をして、市場の変化に適応できないのです。

 

商売はお客様にどれだけ支持されたのかで決まります。

 

過去の成功体験に酔いしれず、

今のお客様、ちょっと未来のお客様に支持していただけるよう、

自分たちのビジネスモデルやマーケティング、商品やサービス、

そして人間力を進化させ続けましょう。

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