営業マンとして、自分なりには精一杯、努力をしている。
先輩のトークを音声で録り、何度も聞いた。
ロープレも何度も繰り返した。
研修で学んだこと、ノートに記録したことも頭に入っている。
でも、お客様の心をキャッチできない。
次アポにつながらない。
結果が出ない・
そういうことがあった時、
皆さんはどう現実を受け止め、どういう行動を取りますか?
私、社会人になってすぐの頃、
営業マンとしていろんなお客様のところにお伺いし、
営業活動を一所懸命しましたが、全く売れませんでした。
当時は会社として扱うようになった新商品群である、
キッチンやバス、洗面化粧台を売る仕事だったのですが、
先輩は簡単に売ってくるのにもかかわらず、
私は見積すら依頼をいただけない。
もう本当に凹みました。
毎日、いろんな先輩を捕まえては、
愚痴を言いまくっていたような気がします。
(皆さん、自分の仕事があるのに、
生意気な新人の話を聞いて下さる、良い方ばかりでした)
「いつか、売れるようになるよ!」
「上司や先輩の力を借りればいいんだよ!」
「商品よりも、まず自分を売ることだよ!」
と皆さん、的確なことをおっしゃって下さっていましたが、
自分の心の中では納得できていなかったのです。
(←当時から生意気でへそが曲がっていたのです)
そこで私、トップ営業マンの本を読みまくることにしました。
訪問販売のトップ営業マン。
実演販売のトップセールス。
いろんな人の本を読みましたが、
どれもこれもどこか胡散臭い。
本に答えは書いていると信じ、
本を買っては読みまくっていく中で、
中谷彰宏さんの本に出会い、衝撃を受けたのです。
トークスキルを磨くだけでは売れない。
商品知識を高めるだけでも売れない。
どれだけ理論整然と特徴をお伝えしても売れない。
お客様に好きになってもらわないと選ばれない。
仕事で成果を出す人は、圧倒的に量をやっている。
そんなことがなんとなく理解できたので、
1カ月2万円を本に使うことを決め、
ほぼ毎日、仕事終わりに本屋さんによって本を買い、
帰宅後や仕事中のお昼休みに本を読みまくりました。
そして本で学んだことを実際の営業のシーンで
実践しまくっておりました。
月に平均20冊の本を読むようになり、
それが3年を迎える頃には、
完全に営業のコツを掴んでいたように思います。
そのコツを掴めるようになったのは、
知識をインプットするという量、
そして学んだことを実際に実践するという量が
ある一定のラインに到達した時に
いきなり質が変わったからだと思います。
何でもそうですが、成果を出そうと思ったら、
圧倒的な量をやり切って、質を上げるしかない。
スランプに陥っている人は、
量をやり切っているかどうか、チェックしてみましょう。