鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第2994回】 「それ、私の仕事ですか?」という空気をつくらないポイント

2019年03月12日 | 住宅コンサルタントとして

会社の空気を悪くする一つの要因として、

自分のことしか考えていないスタッフの

周囲を気にしない発言が挙げられると思います。

 

「それって、私の仕事ですか?」

「その件は別に私に関係ありませんよね?」

 

といった、自分の仕事だけを片づければ、それで終わり。

 

他の人を手伝うとか、困っている人を助けるとか、

そういう意識が無いスタッフは、組織の空気を悪くします。

 

こういう自分のことしか考えない人は、

例えば自分担当のお客様ではないお客様に対して

おもてなしをするという意識も低い訳です。

 

なるだけこういうスタッフを組織につくらないようにしなければなりません。

 

そのポイントは何か?

 

昨日、お伺いしたクライアント様は、

お客様に対し、全社員がしっかりとおもてなしをする空気感がありますので、

幹部の方にそのポイントを教えていただきました。

 

ポイントとして挙がったのは2つ。

 

1点目は、全員参加の行事が結構多いこと。

 

例えば、現場一斉清掃とか、月1回の全体会議とか、

全社員参加の社員旅行など、

社員さん全員で参加する行事が定期的に組まれているのです。

 

組織が大きいと、全員で何をやるのは難しいですが、

それでも継続して取り組み続けているのは素晴らしいと思います。

 

そして2点目ですが、トップの社員さんに対する愛情が深いことです。

 

とにかく社員さんの成長を願い、社員さんの幸せを実現させたいと思い、

そのために真剣に取り組んでいることが伝わってくるのだそうです。

 

会社が自分たちのことを大事にしてくれている、

ということが伝わっているからこそ、

社員さんもお客様に対して真剣に向き合えるということなのでしょう。

 

これからの時代、お客様に対して組織全体で真剣に向き合えているか、

ということが大きなポイントとなるでしょう。

 

そう考えると、このクライアント様は安泰だな、と個人的に思います。

 

人のために一所懸命になれるスタッフさんを育成するために、

皆さんの会社ではどんなことに取り組んでいますか?

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