鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3004回】 プロフェッショナルから学ぶ

2019年03月22日 | 住宅コンサルタントとして

昨日の夜、クライアント様の社長に

ある和食屋さんに連れて行っていただきました。

 

早い時間帯は満席。

二回転目の時間にお伺いしたのですが、

まだお店の中にはたくさんのお客様が・・・。

 

9名満席のカウンターだけの和食屋さんですが、

コースもアラカルトも受け付けているので、

いろんなお客様からバラバラの注文が入ります。

 

大将一人では全ての料理をつくれませんので、

スタッフさん2名に的確に指示を出し、

かつ2名のスタッフさんの仕事をチェックしながら、

自らは料理の仕上げをし、

かつお客様からのオーダーを受け付けておられました。

 

常に気を張って全方位をみながら、

でもお客様には笑顔で接し、手を動かす。

 

スタッフさんがミスをしそうな時も

きつい言葉をかけるのではなく、

仕草で「そうじゃないだろう」と伝えて、

場の空気を悪くしない。

 

その仕事っぷりを拝見して、一瞬にして心を奪われました。

 

大抵の場合、そのお店の責任者が最も感性が高く、

いろんな部分に気づくものです。

 

当然、スタッフのミスや過ちにも気づきます。

 

その際、お客様の前で、

厳しい言葉を発したり怒りの感情を出したりすると、

お客様としてはとても居心地が悪くなるものです。

 

「何でこういうことに気づかないの?」

 

とスタッフさんを攻めたところで何も良いことはないのです。

 

スタッフさんに気づいてもらう。

正しい仕事をしてもらう。

そのための動き、態度、言葉遣い。

お見事でした。

 

個人的に、一流の料理人さんから

本当に多くのことを学ばせていただいております。

 

一流の料理人さんは、料理人としてはもちろん、

接客業として、そしてビジネスパーソンとしてプロフェッショナルだからです。

 

私自身も一流のプロフェッショナルを目指して、

日々、研鑽していきたいと思います。

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