鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第2990回】 焦るタイミング

2019年03月08日 | 住宅コンサルタントとして

私は住宅会社だけではなく、

建築資材を販売しているサッシ店・建材店・材木店の

コンサルティングをさせていただいております。

 

資材販売店様にお伝えさせていただくノウハウや提案のベースは、

今から15年~20年前に自分がメーカーの営業マンとして

日々、取り組んでいたことです。

 

私が働かせていただいていた会社は、

半年ごとに評価をする会社だったのですが、

この半期間で必ず売上目標を達成することを心掛けて

日々、営業をしておりました。

 

当時の自分の手法ですが、

まず期首の時点で、半年間で売上が立つ物件を読み切って、

その時点での売上を予測します。

 

そして不足している売上を明確に出し、

どの得意先で補填するのか?

どの商品で補填するのか?

これをイメージします。

 

そして期首の時点からその不足分を補うために、

必死で焦って行動するのです。

 

このように、まず最初にいくら足りないかを明確に数字でだすことを

半期スパンでもやりますし、毎月単位でもやります。

 

こういうパターンで行動すると、

焦るのは半期においては最初の数か月、

そして毎月においても月初10日~15日、ということになります。

 

そして期間の前半で数字を達成させ、

後半は次の半期、翌月の数字づくりのために動く。

 

とにかく最初に焦る、というパターンで営業活動をしていました。

 

そして周囲を見ていると、数字が安定していない営業マンほど、

期首にはマイペースで仕事をしていて、

締日近くに焦って行動するという感じでした。

 

これだと翌期の仕込みが何もできないで

新しい半期、新しい月を迎えることになるのです。

 

数字を達成しつづけたいのであれば、

まずは期首の時点でいくら数字が足りないのかを明確に出す。

 

そして期首から焦って数字をつくっていく。

 

後半は次期のために動く。

 

このパターンが最適だと思っています。

 

皆さんは、いつ焦って行動するタイプですか?

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする