鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3786回】 平時と有事

2021年05月12日 | 住宅コンサルタントとして

戦後の日本は、有事に対する備えができてなくて、

それゆえに今回のコロナの流行(=有事)に対して、

対応が後手となっている、という記事が、

日経新聞に掲載されていました。

 

全くもって、その通りだなぁ、と感じます。

 

例えばイスラエルなんて、常に有事ですから、

今回のコロナに対する対応でも、

ワクチンの確保に軍が動きました。

 

またヨーロッパやアメリカも、

コロナに対する初動は後手に回っていましたが、

有事の対応を取ってからワクチンの確保や

ワクチン接種の場所の確保、

更には注射を打つ人の確保などのスピードが、非常に速かった。

 

個人的には日本の教育制度を変えないと、

こういう有事の際のスピードは上がらないのではないか、

と思っています。

 

正解が常にあって、その正解にたどり着ける人が、

日本の教育における勉強ができる人ですが、

実際、ビジネスの世界でもコロナの対応にしても、

正解は無い訳です。

 

要はやってみなければ、正解がどうか分からないのです。

 

これが、実の社会で起こっている現実なのです。

 

でも日本の教育制度は、答えがある問題を解かせ、

より多くの正解を出せる人を優秀だと評価し、

そうした教育制度の中で優秀な方たちが役人となって

実際に行政を回しているのです。

 

答えの無い中、何に目標を設定し、

その実現のために何を選択し、実行するのか、という力は、

日本の学校の勉強では養えないのでは、と個人的に感じています。

 

とまあ、お堅い話は置いといて、

企業経営に関しても、

有事に対する備えは非常に重要だと思います。

 

お客様の来場が激減している。

ライバルとの競合が多発し、失注の割合が増えている。

現場でミスが立て続きに発生する。

社員さんの退社が連続して起こる。

 

などの有事の際、即対策を立て、行動に移す力が必要です。

 

皆さんの会社は有事の際、即決断・即行動ができる会社でしょうか?


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