戦後の日本は、有事に対する備えができてなくて、
それゆえに今回のコロナの流行(=有事)に対して、
対応が後手となっている、という記事が、
日経新聞に掲載されていました。
全くもって、その通りだなぁ、と感じます。
例えばイスラエルなんて、常に有事ですから、
今回のコロナに対する対応でも、
ワクチンの確保に軍が動きました。
またヨーロッパやアメリカも、
コロナに対する初動は後手に回っていましたが、
有事の対応を取ってからワクチンの確保や
ワクチン接種の場所の確保、
更には注射を打つ人の確保などのスピードが、非常に速かった。
個人的には日本の教育制度を変えないと、
こういう有事の際のスピードは上がらないのではないか、
と思っています。
正解が常にあって、その正解にたどり着ける人が、
日本の教育における勉強ができる人ですが、
実際、ビジネスの世界でもコロナの対応にしても、
正解は無い訳です。
要はやってみなければ、正解がどうか分からないのです。
これが、実の社会で起こっている現実なのです。
でも日本の教育制度は、答えがある問題を解かせ、
より多くの正解を出せる人を優秀だと評価し、
そうした教育制度の中で優秀な方たちが役人となって
実際に行政を回しているのです。
答えの無い中、何に目標を設定し、
その実現のために何を選択し、実行するのか、という力は、
日本の学校の勉強では養えないのでは、と個人的に感じています。
とまあ、お堅い話は置いといて、
企業経営に関しても、
有事に対する備えは非常に重要だと思います。
お客様の来場が激減している。
ライバルとの競合が多発し、失注の割合が増えている。
現場でミスが立て続きに発生する。
社員さんの退社が連続して起こる。
などの有事の際、即対策を立て、行動に移す力が必要です。
皆さんの会社は有事の際、即決断・即行動ができる会社でしょうか?