鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第2998回】 素晴らしき仲間

2019年03月16日 | 住宅コンサルタントとして

弊社のクライアント様は、素直で勉強好きな方が多く、

しかも各社さん、非常に仲が良いです。

 

いろんなご相談をクライアント様から頂戴した際、

解決に向けての提案を私が行うのではなく、

他のクライアント様のところに行って、

同業者同士本音で相談しあって解決していただく、

ということも、しょっちゅう起こっています。

 

更には会社の枠を超えて先輩と後輩、兄貴と弟のような師弟関係もあって、

スランプに陥った営業マンを先輩が自分の経験談を語ってあげて、

良い方向に持っていってもらう、なんてこともありました。

 

そして悩み事を聞いてもらうのは、クライアント様だけではなく、

私自身もクライアント様にガンガン相談させていただいたりしております。

 

そう、もうみんなで頑張っていろんなことに取り組んで、

良い事例があったらみんなで共有して、

良い会社をつくっていきましょう、みたいな感じです。

 

この仲間づくりが結構重要だよな、と個人的に思っています。

 

ただ愚痴を聞いてもらったり、相談できる、というだけではダメで、

自分たよりも不利な環境・条件でも一所懸命取り組み、

成果をだしている仲間がいる、ということがポイントだと思います。

 

すなわち、自分たちなんでまだまだ。

上には上がいる。

 

そういうことを定期的に実感しながら、

あの会社に追いつこうと思えるくらいの

ちょっと先を走っている仲間がいることが重要だと思うのです。

 

今のクライアント様は、500棟近くやっておられる会社から、

住宅事業に参入して4年目というフレッシュな会社まで

本当にバランスが良い感じなのです。

 

そして教えてもらう側のクライアント様だけでなく、

受け入れてもらって教えていただく側のクライアント様も、

 

「こちらの方が勉強させていただく」

 

というスタンスで、皆さん本当に前向きで

出来ることを出し惜しみすることなく伝えて下さるので、

もうそういう結果をご報告いただくと、嬉しくてたまりません。

 

こうして皆が刺激を受けながら、成長していく。

 

この素晴らしき仲間で変化のスピードがハンパない時代に適応して、

日本の住宅の質を高め、全国各地に元気な中小企業が増えていく。

 

各クライアント様とそこを目指していきたいと思います。

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【第2997回】 広報担当者の重要性

2019年03月15日 | 住宅コンサルタントとして

これまで住宅会社が何か情報を発信しようとすると、

雑誌やチラシを制作して配布するという紙媒体、

そしてTVやラジオなどの電波の力に頼らなければなりませんでした。

 

チラシをデザインするのも、

こちらが伝えたいことを文章化するのも、

映像を撮影し、編集するのも

プロの力を借りなければできない時代だったのです。

 

しかしながら、これらのことがスマホ一つで出来てしまう時代になりました。

 

得意な方だと、いろんな事例を私がお伝えしているその瞬間から

ドンドン自分で見よう見まねでつくりはじめ、

あっという間に「こんなんできました」と見せられたりします。

 

そして住宅会社の情報発信のレベルもセンスも

数年前とは比較にならないくらい、洗練されてきました。

 

情報発信を外注に全て依頼していると、

スピードが遅くなるのと、

その発信する内容に、自分たちの感情がしっかりと乗らない、

ということにつながります。

 

これからの時代、対外的な情報発信専任のスタッフさんを社内に置いて、

情報発信の質と頻度を高めていかなくては埋もれてしまうでしょう。

 

ここのところを理解できない住宅会社、工務店。

このことを浅い部分でしか理解できない住宅会社、工務店。

理解はするものの実行できない住宅会社、工務店。

 

これらの会社は、情報発信に多額の費用を払い続け、

しかも情報発信の精度も上がらずに、

費用対効果がますます下がっていくことでしょう。

 

ブランドイメージも上がらず、

お客様が来場した際にファン化されていないため、

営業の労力もかなりかかることにつながるでしょう。

 

広報専任の担当者が欠かせない時代となりました。

 

皆さんの会社には広報担当者が存在しているでしょうか?

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【第2996回】 研修を受ける際の心の持ち方

2019年03月14日 | 住宅コンサルタントとして

研修を受ける際、どんな気持ちで受けていますか?

 

ただでさえ通常業務で忙しいのに、

会社が絶対に受けろというから、嫌々参加して受けているとしたら、

それはとても残念なことだと思います。

 

というか、会社が時間と経費を使って学ぶ場をつくってくれた、

ということに対して、感謝の気持ちが無いと思います。

 

やらされ感を感じているとしたら、

そのスタンスが勉強好きではないということです。

 

勉強好きでないということは、成長する気が無いということ。

 

成長し、時代の変化に適応していかなければ、

自分の価値が下がりますし、会社に貢献できないということです。

 

そういう状態なのに、例えば

 

「自分は評価されていない」

「給与が低い」

 

などと愚痴を言っているとすれば、

そもそも自分を何様だと思っているのか、と個人的に思います。

 

成長する人に共通するのは、

感謝の気持ちが強く、常に謙虚であるということです。

 

そして研修に参加する際も姿勢が前のめりで、

何かを吸収しようというスタンスが全面に出ているのです。

 

会社が時間と経費を使って、

社員さんに成長してもらおうと用意してくれているのです。

 

そういうところに感謝の気持ちを持って、

この機会を活かそうという人が成長するのです。

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【第2995回】 テクニックを極めるだけでは、成果は出ない

2019年03月13日 | 住宅コンサルタントとして

ここ数か月、コンサルティングの時間の中で

インスタグラムの話をさせていただく割合が

かなり長くなっております。

 

フォロワーを増やす。

いいねをたくさんもらう。

広告の打ち方。

インスタグラムからの動線づくり。

インスタをメディア化していくために取り組むべきこと。

 

などなど。

 

具体的な事例をご紹介しながら、

クライアント様の力相応に取り組んでいただきたいことを

ご提案させていただいております。

 

この提案の中で、どういうテクニックを駆使すると良いか、

という内容も含まれておりますが、

実はテクニックだけでは片手落ちです。

 

テクニックだけ極めても、効果が出ないか、

もしくは一時的な効果で終わってしまいます。

 

ではもう一つの必要な要素は何か?

 

それは、インスタグラムの世界の中で

信用を積み重ねていくような投稿をしていくことです。

 

この点、実はリアルの商売と同じで、

商品だけでも、価格だけでもダメで、

信用を積み重ねておかないと、

どんな良い施策を打っても効果が出ないのですね。

 

では、インスタの世界で信用を積み重ねていくにはどうすれば良いか?

 

ここを昨日の勉強会で参加して下さった工務店様に

詳しくお伝えさせていただきました。

 

参加されている工務店さんのレベルが高いので、

本質は理解していただけたかと思います。

 

ここを押さえて、しっかりと成果を出していきましょう!

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【第2994回】 「それ、私の仕事ですか?」という空気をつくらないポイント

2019年03月12日 | 住宅コンサルタントとして

会社の空気を悪くする一つの要因として、

自分のことしか考えていないスタッフの

周囲を気にしない発言が挙げられると思います。

 

「それって、私の仕事ですか?」

「その件は別に私に関係ありませんよね?」

 

といった、自分の仕事だけを片づければ、それで終わり。

 

他の人を手伝うとか、困っている人を助けるとか、

そういう意識が無いスタッフは、組織の空気を悪くします。

 

こういう自分のことしか考えない人は、

例えば自分担当のお客様ではないお客様に対して

おもてなしをするという意識も低い訳です。

 

なるだけこういうスタッフを組織につくらないようにしなければなりません。

 

そのポイントは何か?

 

昨日、お伺いしたクライアント様は、

お客様に対し、全社員がしっかりとおもてなしをする空気感がありますので、

幹部の方にそのポイントを教えていただきました。

 

ポイントとして挙がったのは2つ。

 

1点目は、全員参加の行事が結構多いこと。

 

例えば、現場一斉清掃とか、月1回の全体会議とか、

全社員参加の社員旅行など、

社員さん全員で参加する行事が定期的に組まれているのです。

 

組織が大きいと、全員で何をやるのは難しいですが、

それでも継続して取り組み続けているのは素晴らしいと思います。

 

そして2点目ですが、トップの社員さんに対する愛情が深いことです。

 

とにかく社員さんの成長を願い、社員さんの幸せを実現させたいと思い、

そのために真剣に取り組んでいることが伝わってくるのだそうです。

 

会社が自分たちのことを大事にしてくれている、

ということが伝わっているからこそ、

社員さんもお客様に対して真剣に向き合えるということなのでしょう。

 

これからの時代、お客様に対して組織全体で真剣に向き合えているか、

ということが大きなポイントとなるでしょう。

 

そう考えると、このクライアント様は安泰だな、と個人的に思います。

 

人のために一所懸命になれるスタッフさんを育成するために、

皆さんの会社ではどんなことに取り組んでいますか?

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【第2993回】 命あることに感謝する日

2019年03月11日 | 住宅コンサルタントとして

今日は3月11日です。

 

どれだけ人間の科学技術が発達したとしても、

大自然の力の前ではかなわない。

 

そんなことを思い知らされたあの日。

 

多くの方の命を奪い、住むところを奪い去った、

あの映像を見る度に、いろんなことを皆さん感じるかと思います。

 

私自身は、所詮、人間は生かされているんだな、と感じます。

 

震災で、未来ある優秀な方、

そして一所懸命生きている方の大切な家族の命が

一瞬にして奪われていったのです。

 

その方たちの無念さを考えると、

命があることに感謝し、

家族や友人が居てくれることに感謝し、

今日も普通に仕事が出来る環境に感謝しなければ、と思います。

 

そして自分自身がやるべきことをやって、

悔いが無いように生きていかないと

罰が当たるよな、と改めて思います。

 

まだまだ完全に元の生活を取り戻されていない方もいると思いますし、

風評被害もまだあるかもしれませんが、

一消費者として、出来ることをやっていきたいと思います。

 

今日は自分の命があることに感謝し、

そのことに向き合って自分が何をすべきか、

じっくりと考える一日にしたいと思います。

 

皆さんは今日、どんなことを考えますか?

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【第2992回】 ロクに仕事もしない人を見れたおかげで・・・

2019年03月10日 | 住宅コンサルタントとして

私が社会人になった1996年から2000年頃までというのは、

今と比較すると本当に景気が良かった時代だと思います。

 

というのは、当時勤めていた会社に、

ロクに仕事もしないで、しょっちゅう出張ばかりしている、

商品スタッフという方がたくさん居たからです。

 

人柄は良いのですが、支店の本部から営業所に来て、

一般の営業マンと同行をするのですが、

まあお客様のところにお連れしても、

カタログに載っている程度のことしか言えないんですね。

 

で、夕方になると、仲の良い人と飲みに行く話ばかりしている。

 

正直、商品知識も大したことなく、

お客様の潜在ニーズの把握も、

それに対する解決策提案も、

何も出来ないのです。

 

「こんな仕事もしないオッサン、何で必要やねん!」

 

と、当時、鼻息が荒かった私は思っていましたし、

私自身、こういう人と同行を断っておりました。

 

お客様のところにお連れしても、

お客様の貴重な時間を奪うだけですから・・・。

 

でも今になって思うと、そういう先輩を見ていたおかげで、

若い頃に自分なりに決められたことがあるのです。

 

それは、

 

「あんな40代、50代にはなりたくない!」

 

ってことでした。

 

楽な方ばかり選択した生き方をすると、

若い頃から手を抜いて仕事をしていると、

40代、50代になった時に悲惨なことになる。

 

若いスタッフさんから

「あいつ、何でいるねん!」

と思われるようになる。

 

そうなりたくない、と思った私は、

20代の頃に徹底的に量をこなすことにこだわり、

更にいろんな本を読み始めることになったのだと思います。

 

そのあけげで、今があると思っています。

 

若い頃から手を抜くと、どういう未来が待っているのか?

逆に若い頃からコツコツと努力をすると、

どんな風に自分の人生が変わっていくのか?

 

こういう話を子どもに対して出来るのも、

自分が若かりし頃に、いろんな方を見ることが出来たおかげだな、と思います。

 

どんな環境からも、人は学ぶことができると思います。

 

今の環境から、どんなことを学んでいるでしょうか?

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【第2991回】 次男の卒業

2019年03月09日 | 住宅コンサルタントとして

昨日は我が家の次男の高校の卒業式でした。

 

中学、高校と6年間、毎日往復4時間かけて、

滋賀から大阪に通っていました。

 

部活はサッカー部でかなり大所帯だったようですが、

3年生の時には副キャプテンとしてチームをまとめていたようです。

 

朝、6時に家を出て、部活が終わって帰宅するのが夜9時から10時。

 

疲れまくって電車で爆睡し、寝過ごすこともしょっちゅうありました。

 

それでも宿題はちゃんと提出していたようで、

たまに電車が一緒になると、電車で中で猛烈にやっていたり、

朝、私が3時頃に起きてリビングに行くと

その時間まで勉強をやっていたりと、まあ頑張っていたなぁ、と思います。

 

次男は移動時間、部活の時間、授業の時間で

一日の大半が取られる中でも

ある一定の成績をキープし、かつ部活もやり切り、

友達もたくさんつくって楽しんでいました。

 

そしてあまり本を読んでいなかったのですが、

部活を引退してからは結構本を読むようにもなりましたし、

本当に頼もしく育ってくれたと思います。

 

子どもが日々、頑張っている姿を見て、

実は私の方が結構刺激をもらっていたというか、

自分も頑張らないといけないな、と思っていました。

 

「勉強しなさい」という言葉を一度も言わず、

 

「自分の人生、自分で決めろ!」

「何で、勉強した方が良いかわかる?」

「社会に出て、一番大切なことは何だと思う?」

「ビジネスで一番大切なことは何?」

 

というような感じで、子どもに考えさせる育て方をやってきました。

 

結果、やるべき時にやれる。

チームをまとめていく。

勉強でもスポーツでも量をこなせる。

友達が多い。

 

なかなか、良い感じで育ってくれました。

 

次男は家内と、とても仲が良く、

その会話は彼氏と彼女のような感じですが、

昨日、家内から次男と二人で撮った写真が嬉しそうに送られてきました。

 

3月末には家を出ていきます。

 

子育て、本当にあっという間でした。

 

子育てを通じて、私自身、とても多くのことを学ばせていただきました。

 

おそらく、社員さんを育てるのも、子育てと同じなんでしょうね。

 

愛情をかける。

自分で考えさせる。

基本的な価値観、基本の考え方だけは教える。

後は親が背中で姿勢を見せていく。

 

子育てを通じて、親は成長していくものなのですね。

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【第2990回】 焦るタイミング

2019年03月08日 | 住宅コンサルタントとして

私は住宅会社だけではなく、

建築資材を販売しているサッシ店・建材店・材木店の

コンサルティングをさせていただいております。

 

資材販売店様にお伝えさせていただくノウハウや提案のベースは、

今から15年~20年前に自分がメーカーの営業マンとして

日々、取り組んでいたことです。

 

私が働かせていただいていた会社は、

半年ごとに評価をする会社だったのですが、

この半期間で必ず売上目標を達成することを心掛けて

日々、営業をしておりました。

 

当時の自分の手法ですが、

まず期首の時点で、半年間で売上が立つ物件を読み切って、

その時点での売上を予測します。

 

そして不足している売上を明確に出し、

どの得意先で補填するのか?

どの商品で補填するのか?

これをイメージします。

 

そして期首の時点からその不足分を補うために、

必死で焦って行動するのです。

 

このように、まず最初にいくら足りないかを明確に数字でだすことを

半期スパンでもやりますし、毎月単位でもやります。

 

こういうパターンで行動すると、

焦るのは半期においては最初の数か月、

そして毎月においても月初10日~15日、ということになります。

 

そして期間の前半で数字を達成させ、

後半は次の半期、翌月の数字づくりのために動く。

 

とにかく最初に焦る、というパターンで営業活動をしていました。

 

そして周囲を見ていると、数字が安定していない営業マンほど、

期首にはマイペースで仕事をしていて、

締日近くに焦って行動するという感じでした。

 

これだと翌期の仕込みが何もできないで

新しい半期、新しい月を迎えることになるのです。

 

数字を達成しつづけたいのであれば、

まずは期首の時点でいくら数字が足りないのかを明確に出す。

 

そして期首から焦って数字をつくっていく。

 

後半は次期のために動く。

 

このパターンが最適だと思っています。

 

皆さんは、いつ焦って行動するタイプですか?

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【第2989回】 自分で掴みにいく

2019年03月07日 | 住宅コンサルタントとして

優秀な会社になると、

新人や未経験者を育成するための

さまざまな研修制度が整っていたりします。

 

それ自体は本当に素晴らしいことです。

 

ただ、その研修制度にしたがって受講し続ければ、

それなりの力が身につき、一人前になれると思ったら、

それは大いなる勘違いなのです。

 

結論は、「自分で成長しよう!」という意思を持ち、

自分で仕事を掴みにいかなければ、一人前にはなれないのです。

 

受け身では、ダメなのです。

意思を持たずに研修を受けても成長しないのです。

 

私自身、32歳でメーカーの営業マンから転職し、

未経験のままコンサルティング会社に入社をさせていただきました。

 

経営の基本的なことも知らない。

損益計算書や貸借対照表の見方すら知らない。

 

入社初日、ただ会社に行って、

周囲の方に何をすればいいか訊いたのですが、

皆さん感じは良いのですが、何も指示してくれないのです。

 

自分よりはるかに若い方から

 

「待ってても、仕事なんて振ってもらえないですよ」

 

という一言を教えていただき、ハッと気づいたのです。

 

そこから、社内で成果を出している方を捕まえては、

 

「あなたは入社して間もない頃、どんな勉強をしていましたか?」

「仕事はどうやって確保していったのですか?」

「経営のこと、何も知らない時って、何を見て勉強されましたか?」

「1日平均、どれくらい仕事されてましたか?」

 

などなど、質問しまくり、

とにかく教えていただいたことをガムシャラにやりました。

 

そして圧倒的に仕事をこなしていく中で、

自分に合ったやり方が見つかっていきました。

 

待っているだけでは、成長などしない。

 

自分で成長の機会を掴みに行きましょう!

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【第2988回】 伸びる人の思考の順序

2019年03月06日 | 住宅コンサルタントとして

この仕事を通じて、

本当にいろんな方とお会いさせていただくことができています。

 

しかも各クライアント様、お付き合いが長いので、

各社のスタッフさんがどのように成長していくか、

その過程も拝見し続けております。

 

長い期間、いろんな方を定点観測ができていますので、

どういう思考をする方が成長するのか?

逆にどういう考え方をする人が成長しないのか?

 

そこはかなり分かっているつもりです。

 

例えば、実行するのに難易度が少し高いことを提案させていただいた際、

どういう考え方、行動をするかで見極めることができるのです。

 

伸びる人は、その難易度が高いことを

できるかできないかを考えるよりも先に、

まずやるべきかやらないべきかを決定します。

 

そしてやると決定した後に、

 

「どうやったらできるかな・・・?」

 

と実現するための方法を考えるのです。

 

 

一方、伸びない人は、まず出来るか出来ないかを先に考えてしまう。

 

そして今の自分たちでは出来ないと判断したことは、

結論を先延ばしするのですね。

 

で、結局やらない。

 

既に出来ることをやっているだけでは、成長はしないものです。

 

難しいことにチャレンジしてこそ、成長があるのです。

 

この思考法だと、出来ることしかやらないので、

なかなか成長していかないのです。

 

 

伸びる人の思考法は、まずは決断。

 

その後にどうやって決断したことを実行するのかを考える。

 

皆さんはこの思考法が出来ているでしょうか?

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【第2987回】 SNSの時代だからこそ、注意しなければならないこと

2019年03月05日 | 住宅コンサルタントとして

結構、衝撃的な情報を入手しました。

 

インスタグラム活用で業界の先端を行っていたある会社。

 

ここがもう大変な状況になっているそうです。

 

インスタグラムで見込客を集め、

インスタグラムだけで受注を取っていたある会社。

 

この会社、先がどうも無いようです。

 

工事も止まっているようで、

仕事を受けてくれる業者さんもいないようです。

 

マーケティングやブランディングが非常に上手であっても、

根本の経営がしっかりとしていなければ、

多くのお客様や業者さんに迷惑をかけてしまうのです。

 

テクニカルな分野を強化することは大切ですし、

時代の変化に適応していくことも重要ですが、

まずは経営をしっかりして、永続できる会社をつくるべきなのです。

 

根本の経営をしないで、小手先の手法ばかり極めても、

正直、誰も幸せにできないのです。

 

今回、このニュースを知って、

改めて経営の優先順位を考えさせられました。

 

と同時に我々がお客様の立場に立った時、

あるお店の外面、見た目に騙されることなく、

本質をしっかりと見極められる目を持ちたいものです。

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【第2986回】 売る商品と売る顧客が変わる

2019年03月04日 | 住宅コンサルタントとして

建築資材を住宅会社に販売してきた建材店・サッシ店・木材店。

 

この業界は、今、本当に苦しんでいます。

 

というのは、売り先である住宅会社の

市場における優劣がかなりはっきりしてきて、

ユーザーから受注できる会社がかなり限定されてきたからです。

 

昔のデータで言うと、日本で家が100建つとすれば、

大手が建てる割合が10くらいで、残り90が中小という感じ。

 

ところが、現代では

全国大手+地場大手(地元で100棟以上やっている)の比率が

感覚的に言うと35%程度はあるような気がしますし、

年間30棟~100棟程度やっている中堅ビルダーを入れると

市場全体の80%近くを占めているような感じです。

 

これ、何を意味するのかというと、

これまで売り先が100社あったとしたら、

現代では30社程度しか売り先が無い、ということを意味します。

 

売り先の数が減り、1社あたりの購買量が増えた。

 

ということは、1社獲得すれば、売上が伸びますが、

1社落とせば大幅に売上がダウンすることとなります。

 

そしてどの売り先も、商品の仕入れには困っていなくて、

工事というか、職人さんに困っているということになるのです。

 

ですから、建築資材を販売する会社は、

これまで販売していたモノではなく、

これからは工事を販売していかなくてはならない。

 

その工事を担う職人さんは、過去、商品を買ってもらっていた、

個人大工さんであったり、小さな工務店の大工さん。

 

すなわち、これまでモノを買ってもらっていた先から手間を仕入れ、

これまでなかなか相手にしてもらっていなかった大手に

販売する時代なのです。

 

市場の構造が変わるということは、

売る商品や売る対象が変わるということ。

 

更に言うと売り方やマーケティング、配送方法も変わるということ。

 

これはいろんな業界に当てはまると思います。

 

だから固定概念が強く、

売る商品も売り先も柔軟に変えていけない経営者や企業が

時代の変化に適応できなくなっていくのです。

 

固定概念で頭がガチガチにならないよう、常に柔軟に発想したり、

市場の流れを俯瞰して見られるようにしておきたいものです。

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【第2985回】 なぜ定期的に調査にいかなくてはならないか?

2019年03月03日 | 住宅コンサルタントとして

経営者やマーケティング担当者は、

常にいろんなものを見て、刺激を受けておく必要があります。

 

自分の発想力や感性を磨き続けなければ、

お客様の進化についていけないからです。

 

ですから定期的に新しいモノを見て、体感する機会を

つくられた方が良いでしょう。

 

ということで、私自身も金曜日から東京に入り、

最近、いろんな方に支持されているお店を巡りまくっております。

 

昨日行った、スイーツ店。

有名な作家さんがよく作品を展示しているギャラリー。

何度も定期的にお伺いしているインテリアショップ。

 

皆、共通しているのは、とにかくデザインが洗練されていること。

 

イケてるお店に共通するのは、ディスプレイ、デザイン、接客、品ぞろえ、

そのどれもが全く違和感なく表現されているということ。

 

そして客層も本当に良いのです。

 

そして世界観を表現するのに、色って大切だな、ということを感じました。

 

女性ウケするカフェやショップが共通して使っている色のトレンドも

自分なりにはつかめたと思います。

 

 

今年は昨年の倍以上のペースで調査に行きまくるつもりです。

 

時代の変化に適応していくには、

とにかくいろんなモノを見まくって、

そこからヒントを得て改善を繰り返す。

 

そして改善したことがお客様に評価されているか、

検証し、また改善する。

 

その繰り返ししかないのです。

 

皆さんは定期的に調査に行くことが出来ているでしょうか?

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【第2984回】 本当の意味でのお客様第一主義とは・・・

2019年03月02日 | 住宅コンサルタントとして

外から見れば、非常に業績が好調で、

かつ借入等も無く、経営内容が盤石に見える会社。

 

トップ自ら、いろんなメディアにも出て、

ブランディングにも力を入れていて、

複数店舗展開をしている会社。

 

業界内ではとても成功しているように見えても、

実は現場は結構大変、ということをある方から教えていただきました。

 

というのは、お客様を第一に考えるということを

営業系やコーディネーターさんが勘違いされているようで、

年間150棟以上の現場をこなされているのに、

着工前に全ての仕様を確定されていないようなのです。

 

工事が進みながら、仕様が決まっていく。

 

すると、現場は混乱し、職人さんたちはやり直し工事等が発生する訳です。

 

でも、予算は決まっていますから、

職人さんたちは追加の手間代を全てもらえる訳ではない。

 

結果、この会社の仕事をやりたくない、という大工さんが続出し、

現場監督が職人さんの手配でかなり困っている、とのこと。

 

もう数年し、職人さんの数が激減すれば、

おそらく現場が回らなくなるであろう、とのことでした。

 

お客様を第一に考える、ということは、とても重要な考えです。

 

でも「お客様第一」と「お客様の要望を何でもお聞きする」ということは、

同じ意味ではありません。

 

家づくりを実際に進めると、お客様はいろんなことを決断しなければなりません。

 

土地をどこにするのか?

住宅ローンはどの金融機関のものにするのか?

自己資金をどこまで入れるのか?

間取りはこれでいいか?

外壁や屋根の色、床や壁の色や素材、水まわりなど、

仕様面でどんなものを採用するのか?

 

この決定しなければならないことが多すぎて、

お客様が悩まれることが多々、あるでしょう。

 

でも年間50棟以上を目指すのであれば、

着工前に全ての仕様を確定させる、ということを

徹底しなければ、結局、最後にはお客様に迷惑をかけることに・・・。

 

着工前に全ての仕様が確定し、

現場に乗り込む前に図面を頭に叩き込み、

最も効率よく仕事を進めたい、と一流の職人さんは考えます。

 

それが、コロコロ現場で変わったりすると、

腕の良い、引く手あまたの職人さんは他社に気持ちが移ってしまう・・・。

 

結果、最後はお客様のためにならないのです。

 

お客様を最優先に考えることは、とても重要ですが、

その考えが浅く、ただ単にお客様の要望に応えるだけでは、

真のお客様第一主義にはなりません。

 

皆さんの会社では、お客様第一主義ということの本質を

しっかりと考え、定義づけすることが出来ていますか?

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