日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

こうして荒れていくのか

2024年08月11日 | 地域

 月に1度は通りかかるバイバス道。いつ通っても菜園で作業されている人といつからか会話するようになった。こんな話をされたのは1年くらい前になるだろうか。問わず語りに「そろそろ野菜作りを卒業しようと思うんですが、地主さんが痴ほうになられ、施設に入られ話が進まないで困ている」と元気のない声で話された。

 その借地の昔の持ち主さんを知っているので尋ねると「その家の人から借りた」と言われる。遊んだことはないが、私より数歳上の立派な子どもさんとその母親がおられたことは知っている。私も50年以上お逢いしたことは無いので、今のことは分からないが、返地の話しが進まないということは困りごとだと思って聞いた。

 暑くなる前くらいから畑で見かけなくなり、先日通ったら畑の法面は雑草がのびている。法面下の畑を見下ろすと除草シートの張られていない所には草が伸びている。法面も畑もこんなに草ぼうぼうというのは記憶にない。借地契約の話しはついたのだろうか、状況は分からないのでそう思うしかない。

 野菜が生っているときには猪の餌場になる畑だった。時には猿もやって来ると笑いながら話されたのを思い出す。この隣の畑も耕作放置され荒れ放題になっている。こうして山あいの農地は自然のなすままに変わっていくのだろうか。そばで元気に茂っている芭蕉の群生と大きな栗の木はこうした放置畑をどう思って見降ろしているのだろう。

 (今日の575) 耕作をやめると話す日焼け顔
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一滴も降らず

2024年08月04日 | 地域

 連日気温が35度から38度の間の暑さ。予報では暑さが堆積していて暑さが休むまなく押し寄せるという。暑さがうずたかく積み重なっているとは面白い表現だがこれをやわらげる方法は予報には出てこない。夕立が来れば少しは和らぐ、気象予報士の説明ではそんな感じになる。

 このところ、毎日のように雷注意報がでているものの、その音を聞かなかったが、12時50分頃、雷が静かな音で接近中を知らせる。Y!天気を開くと強い雨雲域が近づいている。「25分後に雨が降り始めます」と強い雨雲域を示す。そのまま東進すれば間違いなく強い雨に見舞われる。追っかけるように大雨と洪水注意報、すぐに警報に変わる。

 到達予想の時間になっても降らない、チェックすると到達時間は遅れると出る。雨域は確実に接近しているものの、雷の音は当初より弱くなった感じ。JR岩徳線は強い雨で運転見合わせ、我が家から車で20分の玖珂町では1時間50㍉の雨量と県防災情報、しかし期待の雨はやってこない。

 黒い雲が消えていく、どうしたのかと雨雲域を確認すると、雨雲域が写真のあたりから急に南下している。大雨は困るが待っていたひと降りが消えたことになる。結局、1滴の雨の恵みも無かった。大雨警報はほどなくして解除、代わりに明日の熱中症警報アラートがでた。「しばらく雨は降りません」とY!の天気表示は変わる。明日も一日忙しい、耐暑して頑張ろう。

 (今日の575) 雨雲に悲喜こもごもの思いあり
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錦川水の祭典

2024年08月02日 | 地域

 錦川は流路延長約110㌔で山口県で一番の長さを誇るもので、国名勝・錦帯橋の架かっている川。1000㍍級の西中国山地を水源とし、多くの支流を集め岩国市内を豊富な水量と清流で瀬戸内海工業地帯へと連なる。時には暴れることもあるが、市民生活には欠かせない最も身近な自然のひとつとなっている。

 そんな錦川に感謝する「錦川水の祭典」の時期なった。その最大の行事であった錦帯橋花火大会が、コロナ禍で開催が見送られたが、5類移行になったものの昨年「中止」となった。理由は警備上の問題、ということだが具体的なことは知らない。全国でも多くの花火大会が中止となっている報道がある。

 錦帯橋花火大会が中止なら、と地元企業などがミニ花火大会を開く。その初日が昨夜だった。打ち上げは毎回午後8時5分から2分間、錦帯橋下河原から。会場と1㌔ほど離れているが街並みの屋根越しに見える花火を撮ろうと家の前で構えていた。打ち上げのちょうどそのときスマホに電話の着信。誰かと見るとあと回しには出来ない人で電話に出る。

 結局、写真撮りは見送り、今日のブログで紹介できなくなった。これからまだ11回打ちあがるのでチャンスはある。錦帯橋花火大会は8月第1土曜日だったので、これまでなら明日3日が予定日。花火を撮れなかったのを察してか、マツバボタンの数十個の小さな花が慰めてくれた。ミニ花火の代わり、有難う。

 (今日の575)  狭庭の線香花火の懐かしき
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気温ランキング6番

2024年07月30日 | 地域

 「熱中症情報 極めて危険 外出を控えて運動は中止を」という内容の防災情報メールが、毎日複数回入って来る。気象予報士は「運動と外出を中止しエアコンを使う。エアコンの無い家は図書館や公民館、スーパーなど涼しい所に避難」などを予報のたびに繰り返す。そのくらい熱中症が多いということになる。コロナ第11波合わせて気をつけたい。

 陽のあたっている窓のサッシ枠に触れて驚いた。やけどを感じるくらい熱々になっていた。こじゃあ室内でエアコンを効かせても余分な冷房をしていることになる。耐寒と耐暑機能のあるサッシの窓枠の開発をすれば、省エネへの寄与度は高い、そんなことを思いながらガラスの汚れを拭き取った。

 高度が上がると気温は下がる、100㍍で1度と覚えておけばいいでしょう、いや、0.6度がいいでしょうと載っている。目的の高度によっては差が大きくなる。正解はどちら。真っ青な空を背景にして岩国城は城山山頂にある。そこは海抜200㍍、ふもとより多少涼しい計算になるがどうだろう。

 今日の最高気温予測は38度、観測値は38.3度、これは今日のアメダス観測の全国最高気温の6番目に当たる。観測値は岩国高校のそば、海抜70㍍にある。熱中症アラートも5日連続、今週も37度以上の気温予測、コロナ感染も増加しており、暑いが人込みではマスクを着用している。クーラーが指示に従って動いてくれ助かっている。

 (今日の575) 塩飴を口に含んで外に出る
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納涼まつり

2024年07月28日 | 地域

 昨夜は近所2カ所で納涼祭りがあった。8月が近づくと「盆踊り大会」が地域挙げて行われていたのは子どもころのことになった。櫓の上で「ちょいと出ました私は・・・」で始まる音頭と太鼓の音に合わせて櫓の周りを輪になって老若男女が踊っていた。それは、過去1年の間に亡くなった人のみ霊を弔ってから始まっていた。

 今は音頭ではなく、電子機器に閉じ込められたプロの歌声が拡声器から流れ、それに合わせて輪を作って踊るのは主に子どもたち。アニメなど私にはよく分からない歌唱が流れる。子どもたちは喜んで輪の中に入って行く。新しい曲でも太鼓がそれに合わせて叩かれると、それなりの雰囲気が会場にただよう。

 それでも城下町時代から続く伝統の小糠踊りは情緒があり、早いテンポの調べから離れひと時の落ち着きを感じる。夏休みになってから小学校講堂で練習したという子どもたちが大勢練習の成果を見せてくれた。保存会皆さんの音頭を久しぶりに聞き楽しめた。テント張りの屋台は今年も大賑い、大きく元気な声は心地よい。

 昼間の暑さは日が落ちても運動場に熱気として残っている。西の空からひと雨降りそうな雲が広がってきたが会場の熱気に押され雨の出番はなかった。8月の錦帯橋の花火大会が昨年から中止、氏神様の祇園祭は終わっており、夏の行事はこれで終わりになりそうだ。

 (今日の575) 踊る輪の周りはスマホ輪を作り
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ポツンと1個

2024年07月26日 | 地域

 山あいの抜け道を通りかかった。道辺の雑草は伸び放題でその生命を謳歌している様に見える。いつか刈り取られるのだろうが、熱中症予防対策が無くても勢いがある。むしろ雑草の熱気のようなものさえ伝わって来る。雑草という名の草はないというが、道辺の光景は雑草がピッタリと思う。

 ポイ捨てのゴミが見当たらない、いいことだと思い始めた時、思いは打ち消された。飲み捨てられた缶が1個、暑そうにしていた。農獣の出没域ではあるが、彼らは捨てないから、通りがかりの人となる。雑草の中でなく、目に付くところにポイと捨てて行ったのだろう。社会的常識のかけらもないと言える。
 
 拾って、近くにある清涼飲料自販機備え付けの空き缶入れにメーカーは異なるが入れさせてもらった。海水浴シーズン前には海浜の清掃奉仕が報道される。流れ着いたゴミの多さに驚くが、生活用品だけでなく産業廃棄物も映し出される。

 清掃と言えば思い出す。小学生の時には夏休みの期間は毎週1回、子供会で地域内の道の掃き掃除をしていた。舗装はなくたまには馬糞の落ちた道を各家から持ち寄った竹ぼうきで履いていた。6年生がリーダだった。その6年になったとき、誰か・どこからか分からないが、掃き掃除することにクレームがでて長く続いていたが中止になった。その時の子供会担当の教師がすまんと言ったのを覚えている。

 (今日の575) ポイ捨ては地球汚すを常識に
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錦川鉄道社員の写真展

2024年07月18日 | 地域

 山口県で最長の清流・錦川は国名勝・錦帯橋の架かる川として知られている。この川沿いを単線で走っているのが錦川清流線で錦町駅からJR川西駅間が清流線だが、山陽本線岩国駅まで運行される。山陽山陰を結ぶ陰陽鉄道の岩日線は工事中止になり第三セクターとして運行されている。

 昨今は経営が厳しく、存廃を含めた検討会が設置されている。沿線住民はもとより社員皆さんが乗客増に向けて努力されているのは地元紙を通して知っている。そんな一環だろうか、錦帯橋から数分の所にある山口銀行錦帯橋支店で錦川鉄道社員の写真展が開かれている。

 沿線の四季を写し撮った20数枚の写真、ユーモアあふれる絵手紙などが支店の待合コー内に展示されている。写真を見ると、沿線を知っているつもりだが、乗車して楽しみたいという気になる風景が撮られている。ちょっと立ち寄って見て下さい。FBでは「撮り鉄の渾身の作品」と紹介されている。

 古い話になるが、17年前の春「清流線をPRしよう」ということで、同人仲間の数人が清流線全駅の桜の風景を撮り、大型のパネルにして西岩国駅と錦町駅で展示させてもらった。新聞のローカル面でも紹介されたが、清流線PRの先駆けだったのか、そんなことを思いながら展示写真を眺めた。

 (今日の575) 単線に揺られ眺むる四季の川
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美味しい野菜

2024年07月13日 | 地域

 片側1車線の国道、社名だけ記した先行の大型トラックは右折、その前も大型輸送車。こちらは長野ナンバーをつけているが、目を引いたのは後方扉のラッピング。「レタス生産量日本一 信州・川上村」と記入がある。長野県のレタス生産量は断トツ日本一、ある方のブログで拝見したことがある。

 レタスを掲げる親子とそれを頭に乗せた犬、広々とした農地の遠景にはアルプスらしき山が描かれており、新鮮さが伝わる。トラックは最大積載量11トン、とある。これだけのレタスをどこに納品するのだろう、そんな事を思いながら1㌔くらい追従していたら、国道から市街地に向かう地方道に右折した。

 野菜の生育は天候に支配される。このところの値段の動きの高低幅は大きい。野菜の価格は食に響く。TVで「子どの好きなカレーライスからジャガイモが消えました。変わりはナスやカボチャで量目を良くしている」、笑いながらインタビューに答える主婦の苦笑、そこからは黙々と食べる子どもの顔が見えるようだ。

 最近は暑さに強い作物を作る、という声を聞く。先日、暑さに強い米作りに切り替えたという農家の話を聞いた。新鮮な野菜を食べれる、という当然の思いが消えるかもしれない環境の悪化、軍備競争を控え人にやさしい地球環境を作る工夫、多少不便な世の中に戻ることを覚悟して政をして欲しいものだ。

 (今日の575) 生野菜パリパリ感よいつまでも
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鳥居の力

2024年07月05日 | 地域

 ほぼひと月に1度は歩くバイバス的な道がある。そんなひと月ぶりに通りかかったら、これまで気づかなかったものが2つ立っている。ひとつは「ごみ捨てを禁ず」「法律により処罰されます」の2項目が赤い鳥居の絵の上下に記されている。 そこには自治体の業務委託を受けて活動する会の名前がある。

 この坂道の上には行ったたことはないが、ここは農耕地で神社らしきものはないと思う。とするとこの立看はこの付近にゴミを捨てるな、と言い聞かすための物だろう。車の交通も散策する人も多くゴミは捨てにくいように思うが、それをやらかす者がいることになる。不法廃棄物の場所に鳥居を置いたら投棄が止まった話は聞いたことがある。

 その鳥居の掲示から数歩下がったところに妙なものが立っている。大きな柑橘類が3個、串刺しにされ、それが入っていたのだろう網袋がくくってある。何かのまじないだろうか。この付近は猪や猿が出没する、畑には防止対策がしてあるし、猪の荒らした痕跡は何度も見ている。丸のまま残っているので農獣はまだ気づいていないのだろうか。

 この坂の道を隔てた向かいの坂にはゴミが捨てられている。かつては電化製品が積み重なっていたがさすがそれは解消された。今はいろんなプラ製品が散らかっているが、どうして持ち帰らないのか不思議でならない。

 (今日の575)  捨てるなと鳥居の力かりて言う
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一番咲きです

2024年06月16日 | 地域

 どちらで表現するか年代によっても違うが蓮根・レンコン・れんこん、は当市の重要な農産物のひとつ、その名は広く知られている。レンコンはハスの地下茎、花の後に肥大化したもので。ハスとレンコンを混同して書いたものを見かけたが、食用になる方がレンコン。

 春の収穫を終えた蓮田に苗が植えられてまだひと月あまりと思うが、地下茎を育てるためぐんぐん伸びている。梅雨入り宣言はまだ出ていないが、根元には十分な水位があり、今のところ干上がる心配はなさそうで、農家の人は秋の収穫が楽しみだろう。そんな蓮田に一番咲きと思える白い花を見つけた。

 いわくに市民活動支援センター作成の冊子「岩国のへぇ~」に「岩国のれんこんは 村本三五郎が始まりだった!」によると、「19世紀初め(享和年間)岩国愛宕地区の村本三五郎が、当時の藩主吉川侯の命を受け、備中種を持ち帰り、市内門前地区に植えたのが始まりとされています」とある。今でも門前地区は中心産地として栄えている。

 食べるとシャキシャキした歯触り、粘りのある糸を引く腰の強さなどは、郷土料理の岩国寿司や大平には欠かせない貴重食材として重宝されている。ハスの花はお盆には欠かせない花として切り取られ出荷される。そのころの蓮田はまた見ごたえがあり、絶好の被写体となっている。インスタ映えするらしい。

 (今日の575) レンコンの穴の向こうに広がる世
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