
1年を通して「何々の日」と名づけのない日はない。法で決まったもの、商魂から生まれたもの、大きな反省を伴う忘れてはならない日、心に刻むメモリアルの日などその成り立ちは社会や人、国や世界でと各々違いはあっても大切な日となっている。
年明けでお歳暮コーナーが消え、その解体セールが大繁盛の内に終わる。解体セールの価格は半額ほど。目にしたその人は食用油とインスタントコーヒーをワゴン上下に積み上げてあった。「1年分です」と笑いながらレジに並ぶ。何人家族だろう。
そのコーナーに今度はバレンタイン用の商品がずらり。購買意欲をそそる色に包装、もちろん本命の商品も多彩。想う人への贈りもだが、女性が自分向けに買うマイチョコの需要が増加しているという。売る側はそこが狙いと策を練っているとか。
このチョコレート、2月14日が平日だと義理チョコの売り上げが伸びるという。曜日に関係なく義理チョコを受取っていたのは遠くへ過ぎ去った。ちらりと見るだけでまだ品定めの人は少ない。この寒波が遠ざからないと足を止める人は少なかろう。お店の季節先取りの代わりに身にいつも時期到来を教えられている。
(写真:登場したチョココナー、客足はこれから)