親しい人からたくさんの野菜を頂いた。いつも綺麗にされた状態で届き感謝しながら頂いている。野菜高騰の折には助かるし、鍋物の季節に「買ってならこれだけの野菜の贅沢は出来ない」、高値のついた店頭の値札をTVで見ながら鍋の幸せを感じることは何度もある。
先日いただいた大根、白菜、ニンジン、水菜、ネギ、白菜漬けなどと一緒に里芋が届いた。いつものように水洗いされ畑の土は綺麗に落とされている。乾かして保存しようと棚用の桟を台にして並べた。何となく見ると、台が五線で、それにのった里芋が音符のように見る。これは珍景と記念に撮る。
学校の授業で音楽は苦手、それも大がつき、特に歌うは大がいくつもつくくらいだった。それでも演歌は好きで、通勤の車でCD聞き放題にしていた。そうすると長い年月の中で何曲か持ち歌になった。不思議に想うことがある。子どもころにラジオで聞いていた歌謡曲のいくつかは今も記憶している。70年近く前のダークダックスが歌う「雪の降る街」は今も歌える。
珍景から「サトイモの曲」が生まれないかとなあと眺めるが吾に才なし。里芋は作っていたこともあり、子どもころからよく食べている。煮っころがしが特に好きで、ほくほくとねっとりの混ざった食感と芋の甘味は昔のまま残っている。仲間との共同農園でも作っているが、分け前を辞退する人はいないくらい好かれる作物のようだ。
(今日の575) サトイモを並べて干せば曲になり