新型コロナウイルスの感染は、相次ぐ変異株の出現や対策の不十分さや手遅れなどもあり、連日、過去最高の感染者数や重症者数が発表される。報道される感染症専門家の記事や話から、素人ながらなるほど思う内容がいくつもある。それらは対策としてぜひ進めて欲しいと思うが、国や自治体の方策とはなかなか一致していない。
感染の初期、PCR検査を徹底的に実施し感染者の早期発見と隔離をすべき意見は多く聞かれた。ところが「擬陽性」が問題として実行されなかった。検査実施を求める県議会の質問でも県は擬陽性の扱いを理由に実施しないとした。ところが、最近は積極的に実施することが打ち出され、無症状者の検査も進めると変わった。
現役時代の話は古いが、こんなことを思い出す。大きな計画や問題に対処すると必ず定期的に「PDCA」を回し計画の進行をチェックしていた。必要なら修正を加え計画などの推進を図った。報道では、国民へのお願いや要望は連日のように読んだり聞いたりしているが、同じ文言の繰り返しで内容はない。これでは言いっぱなしで効果はない。
新型コロナに感染した妊婦、自宅療養中急変した。医師や保健所に相談したが入院できず自宅で男児を出産、しかし悲しいことに亡くなった。この事案に対し「自治体へは助産体制について依頼していた」と厚労相。依頼の結果を確認しなければこれぞ言いっぱなしで責任転嫁に見える。国と一企業ではレベルが違うことは解るが、発信したことはフォローして欲しい。国民の生命が掛っている。
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