マイナー保険証の利用は報道では数%程度とその低い利用者数が報じられっている。これを利用する方も、医療側で受け付ける方も、紙の保険証より手間がかかる。利用者は入力、医療側は利用者のあるたびに確認している。医療機関窓口で見ていて思うのは大きな医療機関では大変な手間、業務量増の気がする。
定期検査で世話になる町の医院、最近まで「当院ではマイナー保険証の利用ができません。紙の保険証を提示ください」という掲示がされていた。先日、その掲示はなくマイナー保険証読み取り機が置かれていた。これまでもほかの医院では使用していたが、最新型なのかここでは異なる問い合わせが増えていた。全機器統一ではないようだ。
若い先生で早くからマイナー保険証を取り入れた医院の受付での会話。年配の女性が「来年からこっちに変わるそうですが」と読み取り機を指さす。来年12月2日からは正式利用が決まった。先の女性は「使えんと診てもらえんのですか」と受付さんに問いかけた。しばらくは紙も通用するようだが、キーにタッチしたことの無い人らは困るだろう。といって暗証番号を明かすわけにはいかない。
読み取り機が機器によって異なることを経験したが、複数の医療機関を受診する人はいくつかの操作が必要になる。しばらくは分かりやすい説明書のような利用方法を置くくらいのことをしないと普及は難しい、受付さんと年配女性の会話を聞きながら感じた。時間はあと1年しかない。
(今日の575) 家庭医は顔パス証で困らない
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